【20】新潟のやきもの情報

update:2024/08/13

 
新潟 〜佐渡の赤土が生み出す「無名異焼」

INDEX
① 無名異焼の里めぐり 〜佐渡市
② 北限の瓦産地めぐり 〜阿賀野市
③ 街中やきもの探し 〜長岡市・新潟市、他


 




① 無名異焼の里めぐり 〜佐渡市


土味の赤が特徴的な無名異焼の窯元をめぐろう!
佐渡を代表するやきもの無名異焼は、無名異の赤土を原料とした朱いやきもの。その中心地である相川地区を中心に、やきもの観光へ。

伊藤赤水
【窯元・工房】無名異焼の人間国宝・伊藤赤水の窯元
人間国宝・5代伊藤赤水の窯。地元の土を使い、土作りから焼成までの全行程を自ら行う。現在は6代目が伊藤赤水を襲名。作品館では歴代の赤水作品を展示。
※本店にギャラリー併設 ※作品館は冬季休館
本店:佐渡市相川一町目1/作品館:佐渡市下相川808-3 →HPにジャンプ
 
北沢窯
【窯元・工房】佐渡の鉱山遺跡・北沢浮遊選鉱場の隣
佐渡銀山周辺でしか取れない陶土を使い、登窯と電気窯を使い分けて制作。伝統の朱泥焼締の他、日常使いにふさわしい現代的なスタイルもある。
※ギャラリー併設 ※陶芸体験可(相川技能伝承展示館)
佐渡市相川北沢町3-1 →HPにジャンプ
 
相川技能伝承展示館
[やきもの以外もオススメ!]相川の伝統工芸の陶芸・織物体験
佐渡銀山周辺でしか取れない陶土を使い、登窯と電気窯を使い分けて制作。伝統の朱泥焼締の他、日常使無名異の陶土を使って無名異焼の体験ができる施設(要予約)。他には伝統の裂織も。館内には佐渡の作家作品も展示。
佐渡市相川北沢町2 →紹介Pにジャンプ
 
玉堂窯元
【窯元・工房】大きなショップがあって、観光にオススメ
無名異の土を用い、伝統の焼締の他、きらめきある天目や椿灰の緑など、鮮やかな釉薬を掛けた酒器やカップなどを発表。工房とは別に、国道沿いに店舗を直営。
※直営ギャラリー、陶芸体験可
店舗:佐渡市窪田122-1/工房:佐渡市栗野江 →HPにジャンプ
 
椿屋陶芸館
【ショップ・ギャラリー】佐渡の人気作家・窯元作品をそろえる
佐渡のアンテナショップとして、茶屋も併設。展示室には佐渡の様々な窯元作品を展示販売。青磁の人間国宝・三浦小平二や無名異焼の人間国宝・伊藤赤水の作品も。
佐渡市貝塚1111-1 →HPにジャンプ
 


 
 

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② 北限の瓦産地めぐり 〜阿賀野市


安田瓦と庵地焼がある阿賀野市保田へ!
江戸末期に始まり、瓦の産地としては北限と考えられる保田の安田瓦。そして、明治期に開窯した庵地焼の窯元を訪ねよう。

庵地焼 旗野窯
【窯元・工房】100年以上の歴史を4代目の3姉妹が守る
明治11年(1878)開窯。創業以来、地元の土で成形し、地元の欅で作った木灰釉で焼成している。八角に面取りし、たっぷりと釉薬が掛かっているのが特徴。
※ギャラリー併設
阿賀野市保田148-3 →HPにジャンプ
 
ギャラリー粘土工房ものがたり(丸三安田瓦工業)
【窯元・工房】安田瓦の粘土を使った食器や体験教室
安田瓦は江戸末期から続く伝統の瓦。近年では、瓦の粘土と独自の技術で作られた食器シリーズも人気で、クリエイティブディレクターを迎え、様々な賞を受賞。
※ギャラリー併設・体験可 ※工場見学可(要予約)
阿賀野市保田6130-1 →HPにジャンプ
 
長場鬼瓦工場
【窯元・工房】伝統の鬼瓦だけでなく、置物なども
安田瓦の鬼瓦は天保年間(19世紀中頃)に始まったといわれる工芸品。同社は昭和36年(1961)創業で、工場内のギャラリーでは鬼瓦や置物などを展示販売。
※ギャラリー併設
阿賀野市保田6185-1 →HPにジャンプ
 
にいがた瓦館 かわらティエ
【やきもの複合施設】安田瓦体験型産業施設
安田瓦の歴史や魅力を発信するために設立。安田瓦の展示ホールや、ミニ鬼瓦作り・陶芸などの各種体験ができるようになっている。
阿賀野市保田7372
 
瓦テラス
[やきもの以外もオススメ!]安田瓦の関連ショップにレストラン&カフェ
ショップスペースでは、安田瓦と同素材の食器や置物など、地場産の土産品を販売。レストランでは安田瓦の器を使用した、うなぎなどのオリジナル食などを提供。
阿賀野市保田7373-1 →HPにジャンプ
 


 

 

 
 『人間国宝 伊藤赤水の世界』
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 無名異焼の人間国宝である5代伊藤赤水の作品集!
 伝統の無名異焼だけでなく、花々を描き出す練上が有名
 

 
 

③ 街中やきもの探し 〜長岡市・新潟市、他


全国的に有名なギャラリーや美術館、そして新津焼!
長岡駅前のギャラリーや愛陶家には有名店。新潟駅前の美術館は近現代陶芸の巨匠コレクションがすごい。また新津焼は県の伝統工芸品で、それぞれ行く価値あり。

もえぎ陶房 新津焼 西潟本陶
【窯元・工房】新潟県伝統工芸品の新津焼・老舗窯元
安政5年(1858)開窯、現在は6代目。食器の口辺につけられる黒の三点模様が特徴的で、他にも縁起物の七福神や招き猫などの陶人形なも制作。
※ギャラリー併設 ※陶芸体験可(要予約)
新潟市秋葉区滝谷本町2-5 →HPにジャンプ
 
敦井美術館
【美術館・博物館】板谷波山や富本憲吉らの作品収集で有名
近現代の日本画・陶芸を中心にて約1600点を所蔵。中でも板谷波山・富本憲吉・楠部彌弌のコレクションで知られる。常設展示はないので、展覧会を要チェック。
新潟市中央区東大通1-2-23 北陸ビル →HPにジャンプ
 
ぎゃらりい栗本
【ショップ・ギャラリー】新潟で有名な現代工芸ギャラリー
1989年創業、現代工芸、特に陶芸の作品を数多く取り扱う専門ギャラリーとして有名。年に12回程度、個展や企画展も開催している。
長岡市城内町2-6-8 →HPにジャンプ
 
新潟県立歴史博物館
【美術館・博物館】火焔土器が約90点以上ずらり展示
新潟の歴史・民族を紹介するとともに、縄文文化を広く紹介。特に、新潟県域で栄えた土器様式「火焔型土器」約90個体をはじめ、縄文土器の展示は注目。
長岡市関原町1-2247-2 →HPにジャンプ
 
十日町市博物館
【美術館・博物館】名高い国宝「火焔土器」がある博物館
十日町の歴史・民俗を紹介するとともに、縄文時代の展示に力を入れている。国宝の火焔型土器や王冠型土器など、多数の土器を展示している。
十日町市西本町1-448-9 →HPにジャンプ
 
木村茶道美術館
【美術館・博物館】茶道具を中心に、井戸や楽茶碗など所蔵
柏崎市が所有する松雲山荘庭園内にある美術館。書画骨董・茶道具を蒐集・展示。館蔵の茶道具での呈茶もある。展示は随時入れ替えるが、茶碗展など開催。
柏崎市緑町3-1 松雲山荘 内 →HPにジャンプ
 

 


 
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