やきものを知るガイドブック-4 より深く知る「テーマ別専門書」

update:2024/11/12

やきものの種類や技法、器種、歴史など、様々なテーマで解説するやきもの書を集めました。日本の古陶磁の中では特に人気の古伊万里の本や、定番のコレクターアイテムであるそば猪口の本、あるいは「かわいい」で集めた本などいろいろです。
 
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陶磁考古学入門 やきもののグローバル・ヒストリー
16〜18世紀にかけての、やきものの東西文化交流を、生産・流通・消費・廃棄への至るライフヒストリーを考古学的に調査。近世のグローバル化以降の陶磁器から、世界史を俯瞰した一冊。
■野上建紀【著】
 長崎大学多文化社会学部教授。専門は歴史(中近世)考古学、水中考古学。

 
 
■勁草書房
■2021/03刊
■A5判 282P
 

 


 
ちくま学芸文庫 
古伊万里図鑑
魯山人や柳宗悦と関係の深く、稀代の目利き秦秀雄による古伊万里鑑賞案内。限定五百部の稀覯本として発刊されたものを復刻・文庫化。
■秦秀雄【著】1898-1980
 美術評論家・数寄者。古美術の目利きとして活躍、同時代の識者の信頼を得ていた。

 
■筑摩書房
■2020/06刊
■文庫判 304P
 

 
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青幻舎ビジュアル文庫
古伊万里入門
 佐賀県立九州陶磁文化館コレクション 珠玉の名陶を訪ねて 〜初期から爛熟期まで

佐賀県立九州陶磁文化館「柴田コレクション」ほか貴重な1600年代初期の名品も収載。 初期伊万里から爛熟期まで時代順に解説。1万6千点の館蔵品の中から、優品300点あまりを選んで紹介。
■大橋康二【監修・著】
 東洋陶磁史家。佐賀県立九州陶磁文化館特別学芸顧問。肥前陶器の著作多数。

 
*ロングセラー*
■青幻舎
■2007/07刊
■文庫判 256P
 

 
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玉水焼 歴代の作品とその歴史
樂家の脇窯で、明治に廃窯したされる玉水焼を、樂直入(15代樂吉左衞門)が史料を元に研究。樂家伝来の文書を初公開し、その歴史を分析。見る機会の少ない玉水焼の作品も多数掲載。
■樂直入【著】
 15代樂吉左衞門(直入)。東京芸術大学美術学部彫刻科卒業。

 
 
■淡交社
■2021/05刊
■B5判 248P
 

 
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楽ってなんだろう 楽焼創成
千利休の時代から京都で茶の湯の茶碗を焼いてきた樂家の15代当主が、樂焼の誕生から今日までを自ら解説。名碗の写真に加え、技法・歴代作者と時代との関わり、手入れの方法まで、樂茶碗のすべて。
■樂直入【著】
 15代樂吉左衞門(直入)。東京芸術大学美術学部彫刻科卒業。

 
*ロングセラー*
■淡交社
■2001/08刊
■B5判 111P
 

 
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とんぼの本
唐津 やきものルネサンス
青山二郎が「五指」に数えたぐい呑、花人・川瀬敏郎が「初めて」唐津にいけた花、考古学的知見を盛り込んだ最新の唐津焼入門、唐津旅ガイド等々、古唐津の美の世界を知る一冊。
■青柳恵介【著】
 古美術評論家、著述家。白洲正子との親交でも知られる。
■荒川正明【著】
 日本陶磁史研究家。出光美術館主任学芸員を経て、学習院大学教授。
■他

 
*ロングセラー*
■新潮社
■2004/03刊
■A5判 128P
 

 
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とんぼの本
古伊万里 磁器のパラダイス
日本で初めて肥前有田で焼かれた、多種多様な伊万里焼を網羅。初期伊万里、古九谷、鍋島、柿右衛門、金襴手など、名品から普段使いの器まで、伊万里の魅力を知る、見る、使うために格好の一冊。
■青柳恵介【著】
 古美術評論家、著述家。白洲正子との親交でも知られる。
■荒川正明【著】
 日本陶磁史研究家。出光美術館主任学芸員を経て、学習院大学教授。

 
 
*古本でもオススメ*
■新潮社
■2009/01刊
■A5判 128P
 

 
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かわいいやきもの
日本、中国、朝鮮、欧州、中近東の古代から近代まで、草花や小動物など、「かわいい」を合い言葉に集結したやきものを紹介。
■柏木麻里【著】
 陶磁器研究家、詩人。出光美術館学芸員を務め、執筆業や展覧会企画など多数。

 
 
■東京美術
■2016/06刊
■A5判 128P
 

 
 





 


 
古染付と祥瑞 その受容の様相
16〜17世紀、中国明代の貿易陶磁であった、「青花磁器」「染付」「古染付」「祥瑞」の名品を、舶載磁器の研究成果を通して解説。日本人が愛した古染付を徹底解剖する。
■善田のぶ代【著】
 美術史家。専門は茶の湯における陶磁器(日本・中国)、特に古染付・祥瑞を研究。

 
*古本でもオススメ*
■淡交社
■2020/04刊
■B5判 400P
 

 
 


 
青幻舎ビジュアル文庫
文様別 小皿・手塩皿図鑑 佐賀県立九州陶磁文化館 柴田夫妻コレクション
江戸時代300年にみる、小皿と手塩皿の意匠の変遷を文様別に紹介。有田磁器収集家である柴田夫婦の1万点を超えるコレクションより、選りすぐりの906点を、文様174種類88項目に分類。
■大橋康二【監修・著】
 東洋陶磁史家。佐賀県立九州陶磁文化館特別学芸顧問。肥前陶器の著作多数。

 
*古本でもオススメ*
■青幻舎
■2014/05刊
■文庫判 312P
 

 
 


 
青幻舎ビジュアル文庫
文様別 そば猪口図鑑
文様や技法・形状・銘などの解説を軸に、1000余に及ぶ蕎麦猪口の魅力を紹介。有田・波佐見・鍋島・柿右衛門などの古伊万里を中心に、瀬戸・美濃・砥部・出石・会津本郷なども網羅。
■大橋康二【監修・著】
 東洋陶磁史家。佐賀県立九州陶磁文化館特別学芸顧問。肥前陶器の著作多数。

 
*古本でもオススメ*
■青幻舎
■2011/05刊
■文庫判 320P
 

 
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急須でお茶を 宜興・常滑・急須めぐり
中国の名高い古窯の一つで、現在も窯業が盛んな江蘇省・宜興の紹介、並びに日本で宜興の茶壺が常滑にどう伝わり、また現在の形や色に変わったのか、江戸から明治にかけての代表作品とともにたどる。
■INAXライブミュージアム企画委員会【編】

 
*古本でもオススメ*
■LIXIL出版
■2018/07刊
■B5判 63P
 

 
 


 
常滑の急須 恵みの半島に開花した陶の“華”
土管や甕の生産で全国的にも知られた六古窯の一つ、常滑。人間国宝の3代山田常山をはじめ、知多の風土に育まれた遅咲きの名器たちの百花繚乱、急須の最前線を紹介。
■飯田辰彦【著】
 ノンフィクション作家。国内外の風土に根ざしたテーマで、数々の著書を上梓。

 
*古本でもオススメ*
■鉱脈社
■2017/06刊
■A5判 275P
 

 
 


 
美濃のやきもの 西浦焼 初代から五代目・西浦圓治まで
江戸末期にはじまった美濃の西浦焼は、美しい絵付けが脚光を浴びたが、5代で途絶え、現在は幻のやきものとなっている。その西浦焼を初代から5代まで丁寧に紹介。
■久野治【著】
 古田織部研究家。

 
*古本でもオススメ*
■中日出版
■2019/04刊
■B6判 116P
 

 
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近代 横浜の輸出陶磁器 日本文化を絵付けの技で伝えた人々
明治期に世界中が絶賛した精緻な横浜の陶磁器。輸出された、その海外のコレクションを掲げながら、50名の陶工、絵付け師の技を紹介し、この時期の横浜の輸出陶磁器の実相に迫る。
■近藤裕美【著】
 横浜の輸出陶磁器コレクター。

 
*古本でもオススメ*
■里文出版
■2018/10刊
■B5判 256P
 

 
 


 
NHK美の壺 伊万里焼 色絵
NHKの人気美術番組『美の壺』の書籍版。やわらかな色彩が放つ気品ある華やぎと洗練―。庶民から王候貴族まで、国内外で人々を魅了してきた佐賀県・伊万里焼の「色絵」。その華麗なる美の世界を紹介。
■NHK『美の壺』制作班【編】

 
*古本でもオススメ*
■日本放送出版協会
■2007/10刊
■A5判 70P
 

 
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NHK美の壺 古伊万里・染付
NHKの人気美術番組『美の壺』の書籍版。ぽってりとした肌合いの初期伊万里、そして人気の高い唐草文様の器。名もなき工人たちと、現代に伝えた愛好家たちのその心に迫る4つの「ツボ」として紹介。
■NHK『美の壺』制作班【編】

 
*古本でもオススメ*
■日本放送出版協会
■2006/09刊
■A5判 70P
 

 
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NHK美の壺 備前焼
NHKの人気美術番組『美の壺』の書籍版。土そのままに焼き締められた備前焼がもつ、変化に富んだ「焼き」と「土味」。岡山県「備前焼」の豊かな魅力に迫る一冊。
■NHK『美の壺』制作班【編】

 
*古本でもオススメ*
■日本放送出版協会
■2009/07刊
■A5判 70P
 

 
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NHK美の壺 青磁
NHKの人気美術番組『美の壺』の書籍版。青味に漂う豊かな風合い、器が放つ格調高き気品と存在感―。かしこまった席を彩る器として今も親しまれ続ける「青きやきもの」、青磁の深遠なる美を味わう一冊。
■NHK『美の壺』制作班【編】

 
*古本でもオススメ*
■日本放送出版協会
■2008/06刊
■A5判 70P
 

 
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NHK美の壺 唐津焼
NHKの人気美術番組『美の壺』の書籍版。ざっくりとした土の質感と絵文様がみせる繊細な筆遣い。粋人から庶民まで万人に愛され続けるやきもの、佐賀県「唐津焼」の魅力に迫る一冊。
■NHK『美の壺』制作班【編】

 
*古本でもオススメ*
■日本放送出版協会
■2008/02刊
■A5判 70P
 

 
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NHK美の壺 織部焼
NHKの人気美術番組『美の壺』の書籍版。鮮やかな緑釉や様々な文様、歪んだフォルム。茶人・古田織部が追い求めた新しい「美」、いまも斬新なやきもの「織部」の魅力に迫る一冊。
■NHK『美の壺』制作班【編】

 
*古本でもオススメ*
■日本放送出版協会
■2007/10刊
■A5判 70P
 

 
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NHK美の壺 魯山人の器
NHKの人気美術番組『美の壺』の書籍版。北大路魯山人が目指した「料理と響き合う器」は、どのようにして生まれたのか。センスと技が融合した魯山人の器を堪能するための3つの「ツボ」を紹介。
■NHK『美の壺』制作班【編】

 
*古本でもオススメ*
■日本放送出版協会
■2006/10刊
■A5判 70P
 

 
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