【08】栃木のやきもの情報

update:2024/08/12

 
栃木 〜関東の伝統「益子焼」と近現代陶芸

INDEX
① 益子焼の里めぐり 〜益子町
② 小砂焼の里めぐり 〜珂川町
③ その他のスポットまとめ 〜栃木市・佐野市・足利市


 




① 益子焼の里めぐり 〜益子町


関東の代表的な窯業地「益子」を散策しよう!
江戸時代に始まったとされる益子焼だが、有名になったのは、近代の巨匠・人間国宝の濱田庄司が開窯してから。現在も窯元や多くの陶芸家が集まっている。

「益子本通り〜城内坂通り〜里山通り」界隈

〜多くの窯元やショップが集まり、徒歩での散策にぴったりの益子焼メイン通り〜

民芸店ましこ
【ショップ・ギャラリー】益子の地元に根付いた、陶磁器店
昭和27年(1952)、益子焼専門店第一号として創業。命名は濱田庄司で、現在まで多くの益子焼作家との交流を持っている。現当主は3代目。
芳賀郡益子町益子2901 →HPにジャンプ
 
陶庫
【ショップ・ギャラリー】歴史ある建物を利用した、陶芸ギャラリー
昭和49年(1974)開業。古い商家の大谷石蔵を改装し、益子焼を中心とした現代陶芸ギャラリー。ギャラリースペースでは定期的に展覧会を開催。
芳賀郡益子町城内坂2 →HPにジャンプ
 
もえぎ 城内坂店
【ショップ・ギャラリー】益子焼・笠間焼を中心としたギャラリー
若手からベテランまで、益子焼と笠間焼作家の作品を中心に展示販売、個展・企画展も開催。ちなみにもえぎ本店は離れたところにあり、車での移動がオススメ。
芳賀郡益子町城内坂150 →HPにジャンプ
 
やまに大塚
【ショップ・ギャラリー】バラエティ豊かな益子焼を品揃え
元治元年(1864)開窯。5代目の現在は、伝統から若手まで多彩な益子焼を販売する「やまに大塚本店」の他、陶芸教室やギャラリー緑陶里、カフェなどを展開。
※複数ギャラリー運営、陶芸体験可
芳賀郡益子町城内坂88 →HPにジャンプ
 
益子焼窯元共販センター
【ショップ・ギャラリー】作家モノから日用食器まで益子焼いっぱい
作家モノから窯モノなど、益子焼の品揃えがとにかく豊富。ここからスタートして、目当ての窯元などをチェックしてから、散策するのもアリ。陶芸体験も可。
芳賀郡益子町益子706-2 →HPにジャンプ
 
古窯いわした(岩下製陶)
【窯元・工房】益子焼の登窯が見学できる老舗窯元
慶応2年(1866)開窯の老舗窯元。関東最大の登窯と益子最古の登窯(町指定有形文化財)の2基と、現在使用中の灯油窯の見学可。
※ギャラリー併設、陶芸体験可
芳賀郡益子町益子 3070
 
♡益子陶器市
【陶器祭・イベント】春秋2回、約600のテントが並ぶ陶器市
春秋2回、すでに100念以上の歴史を誇る、関東最大規模の陶器市。参加の窯元や販売店も多く、さらに個人の陶芸家たちも数多くテントにて出店する。
■例年GW、11月
■益子町内各所(益子町城内坂、サヤド地区中心)
→HPにジャンプ
 
陶祖神社(鹿島神社)
【名所・史跡】益子焼の陶祖・大塚啓三郎を祀る
平安時代創建の由緒ある神社で、益子焼の陶祖「大塚啓三郎」氏の頌徳碑がある。開窯150年を経過し、陶藝の神様として境内に、陶祖をお祀りした。
芳賀郡益子町大字益子1685-1 →HPにジャンプ
 

 

「陶芸メッセ」界隈

〜益子焼の拠点的施設、車か駅からのバスでココからスタートするのもオススメ〜

陶芸メッセ益子
【やきもの複合施設】美術館を中心に、益子焼を知る拠点
益子陶芸美術館の他、敷地内には町文化財である旧濱田庄司母屋と移築復元した登窯、益子国際工芸交流館、陶芸工房、笹島喜平館(木版画)などがある。
■例年9月
■旭川地場産業センター(旭川市神楽)
芳賀郡益子町益子3021
 
ー 益子陶芸美術館
 【美術館・博物館】濱田庄司やバーナード・リーチなどを展示
 人間国宝の濱田庄司や島岡達三はじめ、益子を代表する陶芸家、バーナード・リー
 チなどイギリスの近現代の陶芸家など、現代陶芸作品などを数多く蒐集、展示。
 芳賀郡益子町益子3021 陶芸メッセ益子 内 →HPにジャンプ
 
陶芸の丘 よこやま
【ショップ・ギャラリー】複数店舗を運営する窯元「よこやま」
益子焼窯元よこやまの直営店で、窯元作品を中心に、物故を含む人気作家モノも販売。隣接店「陶楽」は約80人の益子若手作家を取り扱い、ギャラリーでは個展開催。
※複数ギャラリー運営、陶芸体験可
芳賀郡益子町益子2984 陶芸メッセ益子 入口 →HPにジャンプ
 

 

「益子参考館〜益子の森」界隈

〜駅からはちょっと遠いのが、益子参考館ははずせないスポット〜

濱田庄司記念益子参考館
【美術館・博物館】濱田庄司が蒐集した多岐に渡る工芸品展示
濱田庄司が自宅の一部を活用して開館。現在も自邸・工房の一部に、その多彩な蒐集品と自身の作品、さらに河井寛次郎、バーナード・リーチらの作品を展示。
芳賀郡益子町益子3388 →HPにジャンプ
 
長谷川陶苑
【窯元・工房】陶芸体験でも人気な、老舗益子焼窯元
益子焼の老舗窯元の一つ。窯元直売品が手軽に買えることと、団体でも可能な広い陶芸体験施設が人気。予約をすれば食事も可能。
※ギャラリー併設、陶芸体験可
芳賀郡益子町益子4240-3 →HPにジャンプ
 
えのきだ窯
【窯元・工房】モダンな作風だが、伝統的には急須が有名
創業130年を超える老舗窯元の一つで、現在は5代目。益子焼伝統の釉薬とドットや格子模様などの組み合わせや、受け継がれている急須が人気。
※ギャラリー併設
芳賀郡益子町益子4240 →HPにジャンプ
 
つかもと
【窯元・工房】伝統の益子焼窯元で、作家モノも取り扱い
元治元年(1864)開窯、益子最大の窯元とされる。広い敷地に、窯元直売品がそろう本館、有名作家を集めたギャラリー、陶芸教室が集まっている。
※複数ギャラリー運営、陶芸体験可
芳賀郡益子町益子4264 →HPにジャンプ
 


 
 

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② 小砂焼の里めぐり 〜珂川町


“日本で最も美しい村”に選ばれた小砂焼の里へ!
益子焼に押されがちだが、歴史がある小砂焼。藩の御用製陶所がはじまりで、現在も数軒の窯元が伝統を守っている。陶器まつりなど、ぜひ行きたいところだ。

藤田製陶所
【窯元・工房】小砂焼を代表する、伝統の窯元
安政3年(1856)開窯、現当主は6代目。地元の土を掘るところから始め、伝統を守っている。近隣には体験教室「陶遊館」を運営、敷地内で陶器まつりも開催。
※ギャラリー併設 ※陶芸体験施設あり
那須郡那珂川町小砂2710 →HPにジャンプ
 
♡小砂焼 陶器市
【陶器祭・イベント】春秋2回、小砂焼が集まる貴重なイベント
年に2回、小砂焼の各窯元が集まり、陶器市を開催。地元のクラフト作品やフードなども。春の陶器市は、地域のおもてなしイベント「花の風まつり」開催時。
■例年GW、11月
■藤田製陶所 入口広場(那珂川町小砂)
 
市川窯
【窯元・工房】手づくりのフォルムが手になじむ小砂焼窯元
小砂焼の名工・市川古舟が開窯。小砂焼を代表する金結晶釉や辰砂釉などを、独特の温かみのあるフォルムに掛けているのが特徴。
※ギャラリー併設、陶芸体験可
那須郡那珂川町小口1115 →HPにジャンプ
 


 

 

 
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③ その他のスポットまとめ 〜佐野市・栃木市・足利市


都市部に点在する陶芸スポットに足を運ぼう!
みかも焼唯一の窯元がある栃木市、現代陶芸で有名な美術館やギャラリーがある佐野市、古伊万里の有数コレクションの美術館がある足利市など、見逃せない。

「佐野」界隈

〜人間国宝・田村耕一を輩出した佐野は、陶芸スポットいろいろ〜

佐野市 田村耕一陶芸館
【美術館・博物館】東京芸大教授で人間国宝・田村耕一の美術館
佐野出身で、鉄絵の人間国宝・田村耕一(1918-87)の美術館。350点以上の作品をコレクションしており、企画展の形式で常時さまざまな作品を展示している。
佐野市高砂町2794-1 佐野未来館 1F →HPにジャンプ
 
佐野市立吉澤記念美術館
【美術館・博物館】板谷波山や富本憲吉など近代の巨匠を収蔵
江戸時代後期から蒐集された旧家・吉澤家の絵画や美術工芸品を中心に展示。陶磁器は近現代陶芸の優品を所蔵。企画展形式で収蔵作品を入れ替えつつ、展示。
佐野市葛生東1-14-30 →HPにジャンプ
 
現代工芸 藤野屋
【ショップ・ギャラリー】人気陶芸家を多数取りそろえるギャラリー
昭和48年(1973)創業、現代工芸、特に現代陶芸品のコレクションで有名なギャラリー。新進から物故作家まで幅広く取り扱い、定期的に展覧会も開催。
佐野市浅沼町859 →HPにジャンプ
 
「栃木」界隈

〜“蔵の町”栃木に、観光とやきもの探しへ〜

三毳焼 小楢窯
【窯元・工房】みかも焼を創始した、唯一の窯元
昭和46年(1971)開窯、先代の川原井文次郎が創始。地元の三毳山の、鉄分の多い原土を精製して使用している。県指定伝統工芸品・とちぎ小江戸ブランド。
※ギャラリー併設
栃木市岩舟町静2232-2 →FBにジャンプ
 
「足利」界隈

〜あしかがフラワーパークが大人気、歴史と文化の足利へ〜

栗田美術館
【美術館・博物館】古伊万里と鍋島、柿右衛門などを常時展示
故栗田英男が蒐集した陶磁専門の美術館。3万坪の敷地内には本館や歴史館など施設も多数、名陶を展示。庭園が美しく、陶磁器専門のミュージアムショップも魅力。
足利市駒場町1542 →HPにジャンプ
 
足利 乾ギャラリー
【ショップ・ギャラリー】陶磁や木工など、工芸専門ギャラリー
昭和54年(1979)東京・赤坂で創業した工芸ギャラリー。平成6年(1994)に足利にも開廊した。現代陶芸の取り扱いも豊富。
足利市通5-3190 →FBにジャンプ
 

 


 
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