【22】石川のやきもの情報

update:2024/08/13

 
石川 〜見所たくさん、絢爛豪華な「九谷焼」

Page 1 INDEX
① 城下町アートめぐり 〜金沢市
② 九谷焼の街めぐり1 〜能見市
③ 九谷焼の街めぐり2 〜小松市
Page 2 INDEX
④ 温泉郷の九谷焼めぐり 〜加賀市
⑤ 古窯の珠洲焼めぐり 〜珠洲市


 




① 城下町アートめぐり 〜金沢市


金沢周辺で作られる、200年の歴史の九谷焼「金沢九谷」!
文化3年(1806)、京の名工・青木木米を招聘したのが始まり。現在も金沢九谷は、木米の様式を代表とする細密画と盛絵具と、独特の赤が特徴。

「兼六園」「金沢城公園」界隈

〜兼六園と隣接する金沢城公園の周辺には、有名美術館や工芸品店がたくさん〜

国立工芸館
【美術館・博物館】日本の近代工芸の一大拠点が金沢へ
東京国立近代美術館工芸館が2020年10月に移転した新しい国立美術館。兼六園に近く、金沢の美術館めぐりの中心に。日本唯一の工芸専門の美術館である。
金沢市出羽町3−2 →HPにジャンプ
 
石川県立美術館
【美術館・博物館】陶磁器600点以上、国宝の仁清も収蔵
石川の古美術から現代作品まで幅広く収集。特に工芸品は、大名道具や古九谷・再興九谷、人間国宝の作品などを収蔵している。
金沢市出羽町2-1 →HPにジャンプ
 
金沢市立中村記念美術館
【美術館・博物館】唐物茶入や砧青磁、木米など逸品を展示
金沢の酒造・中村家収集の茶道美術の名品を中心に書画、古九谷などの陶磁器や加賀の工芸品を幅広く収蔵。定期的に展覧会を企画し、展示替えをおこなっている。
金沢市本多町3-2-29 本多公園 内 →HPにジャンプ
 
金沢21世紀美術館
【美術館・博物館】近現代、金沢ゆかりの作家を集めた美術館
建築、現代美術、工芸をテーマに展覧会を企画・開催。コレクションには、近代の巨匠から現在活躍中の先鋭的な陶芸家まで、数多く収蔵。展覧会を要チェック。
金沢市広坂1-2-1 →HPにジャンプ
 
石川生活工芸ミュージアム 石川県立伝統産業工芸館
[やきもの以外もオススメ!]九谷焼ほか石川の伝統工芸36業種が集まる
九谷焼、大樋焼、珠洲焼のやきものの他、輪島塗や山中塗などの漆器、象嵌、竹工、木工など石川の伝統工芸を展示。様々な企画展や体験教室も。
金沢市兼六町1-1 →HPにジャンプ
 
野村右園堂
【ショップ・ギャラリー】作品ギャラリー、九谷焼販売、体験教室も
2Fギャラリーには人間国宝の3代徳田八十吉や吉田美統の作品展示に加え、若手九谷焼作家のコーナーや企画展も人気。1Fは九谷焼の器を販売、絵付け体験も。
金沢市兼六町2-3 兼六園 入口 →HPにジャンプ
 
大樋長左衛門窯 ー 大樋美術館
【窯元・工房】加賀の茶陶・大樋焼350年の歴史と現在
大樋焼本家長左衛門窯と美術館が併設。大樋焼の初代から現当主の11代目まで、歴代作品などを展示。大樋焼茶碗での呈茶やギャラリーも併設している。
金沢市橋場町2-17 →HPにジャンプ
 

 

「長町武家屋敷」界隈

〜工芸品店が点在、郷土料理店やカフェも楽しめる人気の景観地区〜

鏑木商舗 ー 金沢九谷ミュウジアム
【やきもの複合施設】文政5(1822)年創業の老舗九谷焼窯元
江戸時代の再興九谷の時期に創業し、明治には積極的に海外に進出。九谷焼の販売の他、ギャラリー、カフェや茶室、食事も。
金沢市長町1-3-16 金沢長町武家屋敷 →HPにジャンプ
 

nbsp;

「ひがし茶屋街」界隈

〜九谷焼をはじめ、伝統工芸品を扱うショップも多い重要伝統的建造物保存地区〜

縁煌
【ショップ・ギャラリー】金沢を中心に、北陸の若手工芸作家を紹介
九谷焼などの陶芸作品に加え、漆芸、染色、刺繍、ガラス、和紙、加賀手毬・加賀指貫などの伝統工芸を若手作家を中心にセレクトし、モダンなラインナップ。
金沢市東山1-13-10 →HPにジャンプ
 
「にし茶屋街」界隈

〜芸妓に老舗割烹の一方で、古刹が密集する重要伝統的建造物群保存地区も〜

九谷光仙窯
【窯元・工房】成形から上絵付けまで一貫して手作業の窯
明治3(1870)年開窯。成形から絵付まで手作業でおこなっており、その工程も見学できる。展示や豊富な器を選んでの絵付やロクロ体験もでき、人気の工房。
※ギャラリー併設 ※工房見学・陶芸体験可
金沢市野町5-3-3 →HPにジャンプ
 


 
 

石川の人気お宿ランキング


 

② 九谷焼の街めぐり1 〜能見市


能美九谷の草分け、明治の名工・九谷庄三と斉田道開を輩出!
ジャパンクタニと呼ばれた、細密描法の彩色金襴手の九谷庄三の「庄三風」と、「佐野赤絵」につながる作風を確立した斉田道開後であり、現在も窯元が集中。

「九谷工芸村」界隈

〜九谷焼の店舗が集まる工芸村と美術館・体験館など、盛りだくさん〜

能見市九谷焼美術館
【美術館・博物館】美術館や体験館など九谷焼の4施設が集合
九谷焼の歴史を紹介する五彩館、九谷焼作家の代表作を展示した浅蔵五十吉記念館、陶芸体験・教室がある体験館、見学可能な職人工房など充実。
能美市泉台町南56 →HPにジャンプ
 
九谷陶芸村
【やきもの複合施設】九谷焼のショールームが集まるムラ
能見市九谷焼美術館に隣接した九谷焼卸団地の10社のショールームが集まり、買い物が楽しめる。九谷茶碗祭りや九谷陶芸村まつりなども開催。
能美市泉台町南22 →HPにジャンプ
 
♡九谷茶碗まつり
【陶器祭・イベント】100年以上の歴史、年に一度の九谷焼祭
毎年20万人以上の来場があり、特設店も約50、約2万点の九谷焼が並ぶ。やきもの鑑定・相談など、毎年様々なイベントも企画・開催。
■例年5月3〜5日
■九谷陶芸村(能美市泉台町)
→HPにジャンプ
 
♡九谷陶芸村まつり(秋の茶碗まつり)
【陶器祭・イベント】毎年秋に開催される九谷陶芸村のイベント
九谷焼を、「見る」「学ぶ」「作る」「買う」を提供する祭。陶芸村内の店舗がお値打ち価格で販売するほか、陶芸の名品のオークションも。
■例年5月3〜5日
■九谷陶芸村(能美市泉台町)
■例年10月中旬
■九谷陶芸村(能美市泉台町)
→HPにジャンプ
 
狭野神社 ー 陶祖神社
【名所・史跡】九谷焼開祖を祀る陶祖神社がある古社
例年5月1日に春季大祭、3日に斉田道開(開祖)慰霊祭、同3〜5日に九谷茶碗まつりを開催。茶碗まつり発祥の地とされ、現在は九谷陶芸村に開催地を移転。
能美市佐野町ノ88-2
 
虚空蔵窯
【窯元・工房】手づくりの陶器の温もりある九谷焼窯元
磁器が中心の九谷焼の中で、この窯元は陶器に、九谷伝統の美しい絵付けを施し、柔らかい風合いと、大胆な色使いが人気。特にいっぷく碗がおすすめ。
※ギャラリー併設(要予約)
能美市和気町井55-3 →HPにジャンプ
 

 

「寺井」界隈

〜明治の名工・九谷庄三から、現在の窯元や人気陶芸家まで輩出した街〜

文吉窯
【窯元・工房】古九谷の色絵や藍九谷の染付を伝承
明治期に創業。分業が主流の九谷焼の中で、この窯元は素地作りから絵付まで一貫して制作。古九谷や伊万里、古染付や李朝を範として現代的な九谷焼が魅力。
※ギャラリー併設
能美市寺井町レ61 →HPにジャンプ
 
百華園(酒井百華園)
【窯元・工房】使い安くデザイン性高い急須が人気
昭和21年(1946)開窯。人気の急須は、平成25年度石川ブランド(石川県庁)認定。蓋裏や高台の裏まで絵が施されいて美しく、注ぎやすく、衛生的な作り。
※ギャラリー併設(要予約)
能美市寺井町ラ161 寺井中学校正門 前 →HPにジャンプ
 
上出長右衛門窯
【窯元・工房】陶芸家で伝統の6代目・上出惠悟の窯
明治12年(1879)寺井で開窯し、昭和51年に現在地に移転。手作業による、ガラス質の鮮やかな色彩を特徴とする九谷焼で、近年はハイメ・アジョンとのコラボも。
※ギャラリー併設(要予約) ※例年5月に窯まつり開催
能美市吉光町ホ65 →HPにジャンプ
 
能美ふるさとミュージアム
[やきもの以外もオススメ!]能美古墳群の出土品など、歴史を満喫
国指定史跡「能美古墳群」の出土品や石川県指定文化財「絹本著色白山曼荼羅図」などの実物資料に、映像やジオラマなど、体験型展示で歴史が楽しめる。
能美市寺井町を1-1 →紹介Pにジャンプ
 


 

 

 
 『九谷モダン』
 →Amazonにジャンプします

 
 九谷焼の歴史から現在まで完全ガイド!
 現代の九谷焼作家93名、260点を網羅
 

 
 

③ 九谷焼の街めぐり2 〜小松市


江戸後期から現代まで、多くの名工や陶芸家を輩出する地!
再興九谷の粟生屋源右衛門窯・若杉窯・小野窯などが開窯。現在も、人間国宝・三代徳田八十吉(現在は四代目)や吉田美統が活動している。

「小松駅」界隈

〜小松駅前から九谷焼の名所に向かう〜

小松市立錦窯展示館
【美術館・博物館】人間国宝・徳田八十吉の陶房跡の美術館
古い小松の街並みが残る大文字町の一角。上絵付窯である錦窯や、古九谷や再興九谷の名品、歴代の徳田八十吉の作品などを展示している。
小松市大文字町95-1 →HPにジャンプ
 
宮本泰山堂
【窯元・工房】古九谷の伝統を継ぐ色絵磁器の窯元
明治42年(1909)開窯。現在の3代目当主・宮本敏文とその子で4代目・理佳が活躍。伝統をベースとしつつ、現代生活に相応しいオリジナルの器を発表。
※ギャラリー併設
小松市東町76
 

 

「八幡」界隈

〜型おこしの街「八幡」で、近現代九谷に触れる〜

小松市立登窯展示館
【美術館・博物館】近代九谷磁器窯の典型的形式の連房式登窯
小松市指定文化財の連房式登窯。八幡における最後の登窯として、1965年(昭和40)頃まで使用されていた。登窯の他に、学習棟もあり、作品展示なども。
小松市八幡己20-2 →紹介Pにジャンプ
 
浅蔵五十吉深香陶窯
【窯元・工房】近代九谷の名家・浅蔵五十吉の工房
花坂陶石を主原料とした土を使いったオリジナルの九谷五彩。歴代の浅蔵五十吉の作品が並ぶ展示室の他、ショップ、ギャラリー&カフェを併設。現当初は3代目。
※ギャラリー併設 ※工房見学可(要予約)
小松市八幡九谷ヶ丘己50-1 →FBにジャンプ
 
九谷セラミック・ラボラトリー
【やきもの複合施設】見る・買う・作るの複合型九谷焼文化施設
九谷焼の磁器土の工場見学や、九谷焼の製造工程展示、ギャラリースペースでの現代作家の作品鑑賞・購入、さらにろくろや手びねりの体験工房など。
※ギャラリー併設 ※工房見学可(要予約)
小松市小松市若杉町ア91 →HPにジャンプ
 

 

「高堂」界隈

〜九谷焼窯元・人気陶芸家が多く活躍中の高堂町で、お気に入り探し〜

錦山窯
【窯元・工房】釉裏金彩の人間国宝・吉田美統の窯
金彩技法を特徴とする、九谷焼窯元・錦山窯は、明治39年(1906)創業。三代目の吉田美統は人間国宝、現在は四代目吉田幸央が当主。
※「ギャラリー嘸旦」併設(要予約)
小松市高堂町ト-18 →ギャラリーHPにジャンプ →窯元HPにジャンプ
 
竹隆窯工房
【窯元・工房】九谷焼の伝統工芸士・北村隆の窯
人気の九谷焼作家、北村隆・和義の竹隆窯。「北前船」を描いた作品が有名。展示スペースは小松城の茶室を移築したりと、建物にも魅力がある。
※ギャラリー併設(要予約)
小松市高堂町ロ156 →HPにジャンプ
 

 

「粟津温泉」界隈

〜小松市街地から少し足を伸ばして、1300年の歴史ある温泉郷へ〜

加賀伝統工芸村 ゆのくにの森
[やきもの以外もオススメ!]様々な加賀の伝統工芸を見学・体験
13万坪の敷地内に古民家を移築し、九谷焼や加賀友禅、漆器、ガラスなどが楽しめる。食事や買い物も充実しているので、1日でも飽きない。
小松市粟津温泉ナ-3-3 →HPにジャンプ
 

 


 
→ ページトップに戻る
→ 次のページへ進む

 

ページ: 1 2