【22】石川のやきもの情報

update:2024/08/13

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 ① 城下町アートめぐり 〜金沢市
 ② 九谷焼の街めぐり1 〜能見市
 ③ 九谷焼の街めぐり2 〜小松市
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 ④ 温泉郷の九谷焼めぐり 〜加賀市
 ⑤ 古窯の珠洲焼めぐり 〜珠洲市


 

④ 温泉郷の九谷焼めぐり 〜加賀市


九谷焼の原点、九谷村から始まり、山中・山代温泉へ!
山中温泉九谷村にはある、九谷焼の名の由来となった九谷磁器窯跡。再興九谷で山中温泉から山代温泉へうつり、現在も九谷焼の郷として知られる。

「大聖寺〜加賀温泉駅」界隈

〜九谷を興した藩祖・前田利治の大聖寺藩城下町〜加賀温泉郷へ〜

石川県九谷焼美術館
【美術館・博物館】古九谷から近現代の九谷焼の作家作品まで
古九谷、吉田屋窯などをはじめとする九谷焼の展示。青手の間、色絵・五彩の間、赤絵・金襴の間の他、随時企画展示がある。
加賀市大聖寺地方町1-10-13 →HPにジャンプ
 
全昌寺
【名所・史跡】極彩色の五百羅漢像と松尾芭蕉で有名
松尾芭蕉が奥の細道の旅の途中で滞在した寺として知られ、極彩色の五百羅漢像も圧巻。また、北大路魯山人の作品の展示スペースも。
加賀市大聖寺神明町1
 
硲伊之助美術館 ー 九谷吸坂窯
【美術館・博物館】古九谷五彩を愛した硲伊之助が開窯した窯
アンリ・マチスに師事した画家・硲伊之助が晩年、古九谷に傾斜し、築窯。美術館には硲伊之助の絵画の他、色絵磁器なども。
加賀市吸坂町4-3 →HPにジャンプ
 
陶匠大雅 大雅窯
【窯元・工房】オリジナルの九谷焼と高堂風錦手の窯元
九谷焼中興の陶聖九谷庄三の画風を受け継ぎ、人物や山水・花鳥等を写実的描く高堂風錦手。洋絵の具や金銀彩を加えることで色数も多く、絢爛な画風。
※ギャラリー併設 ※絵付け体験可(要予約)
加賀市中代町ホ1-1 →HPにジャンプ
 
九谷満月
【ショップ・ギャラリー】多様な九谷焼販売に体験教室、ギャラリー
北陸最大規模の九谷焼専門店。日常使いから高級食器、新旧の人間国宝作品も。絵付けやろくろ体験もでき、ギャラリーやレストランも併設の人気スポット。
加賀市中代町ル95-2 →HPにジャンプ
 

 

「山代温泉」界隈

〜再興九谷は山中温泉から山代温泉へ、現在も史跡や魯山人ゆかりの窯元も〜

九谷焼窯跡展示館 ー 再興九谷窯跡
【美術館・博物館】再興九谷の窯跡の保存展示
1826~1940年頃操業。展示の窯跡は、国指定史跡「九谷磁器窯跡」の一つで、山中温泉から移転・築窯。他に企画展、絵付けや蹴轆轤の体験教室も。
加賀市山代温泉19-101-9 →HPにジャンプ
 
須田菁華窯
【窯元・工房】初代は魯山人に指導、現在は4代須田菁華
明治39年(1906)創業。初代は染付・祥瑞・呉須赤絵・古赤絵・古九谷などの写しを得意だった。現当主4代須田菁華も登窯にこだわった人気の陶芸家。
※ギャラリー併設(不定休)
加賀市山代温泉東山町4
 
あらや滔々庵
[やきもの以外もオススメ!]15代当初は魯山人を支えた、歴史ある湯宿
加賀大聖寺藩前田家より湯番頭“荒屋源右衛門”を受けた湯宿。魯山人の篆刻や陶芸初期作品などが残されており、料理には九谷焼や魯山人の写しなどを使用。
加賀市山代温泉18-119甲 湯の曲輪 →HPにジャンプ
 
あらや滔々庵 うつわ蔵
【ショップ・ギャラリー】地元作家の九谷焼と魯山人の写しの器を販売
明治期の土蔵を改装した店内、外は白漆喰壁と黒板の趣きある店構え。温泉街での散歩に立ち寄ることができ、人気。
※休業中
加賀市山代温泉通り1-3 女生水 前 →HPにジャンプ
 
九谷焼体験ギャラリーCoCo
【ショップ・ギャラリー】九谷焼ギャラリー・体験、観光案内
九谷焼の若手作家作品の展示販売の他、九谷焼作家・池島直人(金明窯)の指導により、作家使用の道具や絵の具を使った本格的な九谷焼の絵付け体験も。
加賀市山代温泉18-115甲1 →紹介Pにジャンプ
 
たちばな四季亭
[やきもの以外もオススメ!]老舗料亭旅館、館内には工芸品展示も
明治元年創業の料亭旅館。北大路魯山人の篆刻看板「洗心」や、陶芸を展示した美術展示室や茶房も。自慢の料理は、加賀野菜や九谷焼の器が美しい懐石料理。
加賀市山代温泉万松園通16 湯の曲輪 →HPにジャンプ
 
魯山人寓居跡 いろは草庵
[やきもの以外もオススメ!]北大路魯山人が滞在した吉野家旅館元別荘
魯山人が篆刻をした仕事部屋をはじめ、書斎、囲炉裏の間などを公開。展示室(土蔵)では魯山人の篆刻作品を中心に展示、また器などをテーマとした企画展も開催。
加賀市山代温泉18-5 →HPにジャンプ
 
九谷美陶園
【窯元・工房】大正3年開窯、常時約300種を展示販売
普段使いの九谷焼を主とし、和洋中OKの食器が豊富。さらに九谷焼伝統の金襴手や古九谷、吉田屋手、中国明代の古染付・古赤絵、魯山人写しなども。
※ギャラリー併設
加賀市山代温泉16-71 →HPにジャンプ
 

 

「山中温泉」界隈

〜九谷焼の原点、名前の由来となった九谷磁器窯跡がある山中温泉九谷村〜

九谷磁器窯跡 *国指定史跡
【名所・史跡】江戸初期と後期の九谷窯跡の計4基を指定
「九谷焼」の名称となった山中温泉九谷町で発掘された江戸初期の古九谷の磁器窯3基と、江戸中期の断絶後の再興九谷窯1基を称して指定。
加賀市山中温泉九谷町
 
ー 九谷磁器窯跡(1号・2号窯跡)
 【名所・史跡】古九谷の断絶後の窯跡(再興九谷)
 17世紀操業の連房式登窯で、1号窯の焼成室は13室・残存長33m、2号窯の
 焼成室は6室・残存長13mで、「古九谷」の磁器生産が行われていた。
 ※現在は保存のため埋め戻されている。
 加賀市山中温泉九谷町 九谷磁器窯跡 内
 
ー 九谷磁器窯跡(吉田屋窯跡)
 【名所・史跡】九谷における磁器創成期の窯跡(古九谷)
 19世紀操業の連房式登窯で残存長14.3m。九谷焼発祥の地で再興・
 築窯されたが、2年程度で山代に移転された。
 ※現在は保存のため埋め戻されている。
 加賀市山中温泉九谷町 九谷磁器窯跡 内
 
山中温泉 南町ゆげ街道
[やきもの以外もオススメ!]ギャラリーなどの散策が楽しめる街道
長谷部神社を中心に広がる街道。九谷焼きや山中漆器などの雑貨もあるギャラリーやカフェ、お食事どころなどが並ぶ。
加賀市山中温泉南町 →HPにジャンプ
 


 

 

 
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 加賀藩前田家の元で発展した工芸王国!
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⑤ 古窯の珠洲焼めぐり 〜珠洲市


幻だった珠洲焼を生んだ、能登半島先端の土地!
須恵器の流れを汲む珠洲焼は、中世期を代表する古窯。室町時代には途切れたため幻となっていたが、現在は焼締陶である珠洲焼を再生させている。

2024年1月の震災のため、まだまだ訪問が難しい珠洲市。
今後、少しでも早く、復興できることを願い、ここに記載します。
また、珠洲市災害ボランティアセンターでは、Amazonのほしい物リストをアップしています。amazonユーザーなら簡単に「相手が今必要なもの」を送ることができますので、ぜひご活用下さい。

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珠洲市立珠洲焼資料館
【美術館・博物館】中世を代表する古窯の一つ、珠洲焼を展示
珠洲焼、さらに江戸時代の正院焼と三杯焼の作品も展示。寺家クロバタケ3号窯跡(国史跡)をモデルにして復元窯もあり、年に数回窯炊きがある。
※臨時休館中
珠洲市蛸島町1-2-563 →紹介Pにジャンプ
 
珠洲焼館
【ショップ・ギャラリー】現代の珠洲焼の陶工作品を展示販売
珠洲焼の陶工・窯元の紹介とともに、現代の鈴焼き作品を展示、販売。花器や酒器の他、ビールジョッキが人気。
※臨時休館中
珠洲市蛸島町1-2-480 →紹介Pにジャンプ
 
珠洲市陶芸センター
【窯元・工房】珠洲焼陶芸家を養成し、自立を支援
陶工になるための研究のほか、自立支援工房があり、また珠洲焼体験ができる貴重な場。手回しろくろや手びねりの体験ができる。
※臨時休館中
珠洲市蛸島町1-1 →紹介Pにジャンプ
 
珠洲陶器窯跡 *国指定史跡
【名所・史跡】大規模な中世陶器の窯跡で、12箇所分布
北海道から福井の日本海ルートで広く流通した中世を代表する珠洲焼の窯跡。中世の日用陶器である壺・甕・鉢を生産した。
珠洲市・鳳珠郡能登町に分布
 
ー 西方寺古窯跡
【名所・史跡】室町時代の形をほぼ完璧に残す貴重な窯跡
石川県指定史跡。珠洲市鵜飼川流域に開けた平地の最奥部に位置し、丘陵突端の岩盤をくり抜いて築かれた地下式窖窯(全長13m以上)。
※岩盤を刳り貫いて築窯した1号窯跡が見られる
珠洲市宝立町柏原(鵜飼川流域)珠洲陶器窯跡 内
 

 


 
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