【24】京都のやきもの情報
update:2024/08/13
京都 〜華やかな「京焼・清水焼」とアート
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① 伝統の清水焼の里めぐり 〜京都市1
② 現代の清水焼の街めぐり 〜京都市2
③ 洛東アートめぐり 〜京都市3
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④ 洛中・洛北アートめぐり 〜京都市4
⑤ 洛外の清水焼の街めぐり 〜京都郊外&宇治市
⑥ その他スポットまとめ 〜長岡京市・木津川市、他
① 伝統の清水焼の里めぐり 〜京都市1
清水焼発祥の地には現在も多くの窯元・陶芸家が集まる!
五条坂は五条通りを大和大路通りに交差した先(石碑あり)から清水坂に至る坂、茶わん坂は五条坂から清水寺へと向かう坂で、いずれも伝統の清水焼の窯業地。
「五条坂」界隈
〜窯元めぐりと、頴川や木米・道八などの史跡を探す散策も楽しい〜
壺屋・喜兵衛・窯
【窯元・工房】人気陶芸家・猪飼祐一のショールーム
全国で個展を中心に活躍する、人気陶芸家・猪飼祐一のショールーム。灰釉の壺などの対策から、酒器などの日常の器を展示。全国の作家の器も合わせて展示。
京都市東山区五条橋東3-407
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若宮八幡宮 ー 陶器神社
【名所・史跡】清水焼発祥の記念碑がある、五条坂の中心
平安時代に創建し、陶祖・椎根津彦命が合祀されている陶器神社。氏子は陶磁器業者が中心であり、陶器まつりには祭礼が行われる。
京都市東山区五条橋東5-480
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♡五条若宮陶器祭(旧 五条坂 陶器まつり)
【陶器祭・イベント】京の夏の風物詩、全国最大規模の陶器祭
大正9年(1920)から続く歴史と、約400窯の出店・40万人もの観光客との規模を誇る。大通から外れると若手陶芸家が集まるエリアも。
■例年8月
■五条坂一帯(京都市東山区)
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河井寛次郎記念館
【美術館・博物館】寛次郎の初期作品から晩年まで堪能
故河井寛次郎の旧宅を公開し、作品を展示。作品はもちろん寛次郎デザインの調度類にも個性が際立っていて、作家の息吹が感じられる。
京都市東山区五条坂鐘鋳町569
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六兵衛窯
【窯元・工房】名陶工・陶芸家を輩出した五条坂の名窯元
明和8(1771)年創業、230年を超える伝統を持ち、歴代当主・清水六兵衞も名陶揃い。店内に展示されていることも。また現当主の8代目も陶芸家として活躍。
※ギャラリー併設(要問い合わせ)
京都市東山区五条橋東5-467
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藤平陶芸
【窯元・工房】伝統の中に新しさを見せる清水焼の窯元
著名人も多く来訪する老舗窯元で、体験教室の開催や登窯・錦薪窯も保存も。先代当主は現代陶芸の巨匠・藤平伸、息子の寧も人気陶芸家。
※ギャラリー併設、陶芸体験可
京都市東山区五条橋東6-503
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うつわikkyaku
【ショップ・ギャラリー】器を一客ずつ販売する、うつわ専門店
「うつわ」専門店として、買い求めることができるのはもちろん、注目作家の個展が定期的に開催されているのも魅力。大阪店もあり。
東山区五条橋東4-432-13 對嵐坊ビル3F
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五条坂京焼登り窯
【名所・史跡】京都市内に現存する最大級の登窯跡
登窯と作業場など、近代窯業の姿を残す貴重な文化遺産として、元藤平陶芸敷地を京都市が購入。今後、文化活動などの活用を検討中。
※現在は一般非公開
京都市東山区六波羅裏門通東入竹村町151-1
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「茶わん坂」界隈
〜五条坂を抜けた先、清水焼の最初の地を、清水寺を目指しつつ歩こう〜
京都陶磁器会館(京都陶磁器協会)
【やきもの複合施設】五条坂の窯元が集結、展示・販売、実演も
伝統を大切に、重鎮の名工・陶芸家作品から新進の若手まで、新作を展示・販売。個展や企画展も開催され、五条坂の“今”がわかるスポット。
京都市東山区遊行前町583−1(東大路五条上る)
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陶磁器たきぐち
【ショップ・ギャラリー】人気作家・滝口和男とその門下の器を販売
滝口和男はもちろん、門下の川合敦子など、京都らしい遊び心溢れる造形と絵付けの器が販売されている人気のショップ。
京都市東山区白糸町569-5
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日本工芸館 壺屋ギャラリー(旧 壺屋喜兵衛)
【ショップ・ギャラリー】人気作家・猪飼祐一の工芸ギャラリー
六代続く老舗陶磁器店「壺屋喜兵衛」がリニューアル。当代は陶芸家・猪飼祐一で、現代作家や物故の陶芸作品のほか、漆器、竹、ガラス、金工なども。
京都市東山区五条橋東6-540-10
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東哉 京都清水売舗
【ショップ・ギャラリー】伝統からモダンまで、オリジナル京焼店
大正8年(1919)開窯、京都の雅と東京の粋を取り入れたオリジナルの食器作りを目指す。多彩なデザインで、通産省のグッドデザインに選定されている。
京都市東山区五条橋東6-539-26
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近藤悠三記念館
【美術館・博物館】巨匠・近藤悠三の世界最大級の大皿を展示
染付の人間国宝・故近藤悠三氏の生家跡に立てられた記念館。初期から晩年まで約70点、大皿制作の映像も見どころの一つ。
京都市東山区清水1-287
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清水寺
【名所・史跡】江戸時代の京焼の名工・仁清と乾山の碑も
門前や周辺の道々には京焼・清水焼の店で溢れ、境内には野々村仁清記念碑と乾山記念碑もあり、陶器の日(10月4日)には法要も営まれる。
京都市東山区清水1-294
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「京博」界隈
〜五条大橋から五条通りに向かわず南に下って、七条方面へ行くと京博〜
京都国立博物館
【美術館・博物館】仁清の香炉や奈良三彩などなど所蔵
平安時代から江戸時代にかけての京都の文化を中心とした文化財を、収集・保管・展示。陶磁器の名品も多数所蔵。
京都市東山区茶屋町527
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② 現代の清水焼の街めぐり 〜京都市2
大正期に五条坂から移転・開窯した、近現代の窯業地!
名刹・泉涌寺と紅葉の名所・東福寺への散策の道のりに位置する、窯元50窯ほどの「泉涌寺」地区、阿弥陀ヶ峰の南山麓に点在する窯元の総称「日吉」地区。
「泉涌寺」界隈
〜東山・御寺泉涌寺そば、京焼・清水焼の陶芸家・陶工の“静かな”街〜
青窯会会館(京都青窯会協同組合)
【やきもの複合施設】泉涌寺地区のやきもの展示や企画を主催
清水焼の展示販売所。3月には所属窯元による見本市や作陶展も開催。その他、絵付けや手びねりの体験教室も開催したりするので、イベント情報をチェック。
京都市東山区泉涌寺東林町20
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♡窯元もみじまつり(窯元大陶器市)
【陶器祭・イベント】紅葉の季節に、開催される陶器まつり
エリア内の窯元の軒下や青窯会会館で開催されるので、散歩を楽しみながら買い物を楽しむ、期間も1週間以上という長さがうれしい。
■例年11月下旬
■京都市東山区泉涌寺地区一帯
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平安陶花園 昇峰窯
【窯元・工房】昭和24年創業の伝統工芸士・伊藤南山の窯
京焼・清水焼の伝統工芸士・伊藤南山が主宰する窯元。交趾が有名で、京都迎賓館において使用される。通年の陶芸教室や体験教室も開催。
※ギャラリー併設、陶芸体験可(要問い合わせ)
京都市東山区泉涌寺東林町37
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俊山窯 わくわく
【窯元・工房】泉涌寺門前にショールームのある窯元
当主・森俊山は2代目、伝統工芸士。3代目・森俊次も陶芸家として活躍中。伝統の清水焼と、現代的な器を制作・販売し、体験教室も開催。
※ギャラリー併設 ※陶芸体験可(要予約)
京都市東山区泉涌寺東林町12
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「日吉」界隈
〜京焼・清水焼の主要産地の一つで、生産数も多いが、観光は少なめ〜
瑞光窯
【窯元・工房】ギャラリー・工房見学、体験教室も人気
五条坂の初代清水六兵衞の流れを汲み、2代瑞光が今熊野に登窯を開窯したのが昭和3年(1928)。現在は3代目とその息子達が活躍している。
※ギャラリー併設 ※陶芸体験可(要予約)
京都市東山区今熊野日吉町148
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松斎陶苑
【窯元・工房】明治元年開業、現在4代目松斎茂郎の窯元
明治1年(1868)、清水三寧坂にて初代が開窯。二代目の時に現在の日吉に移転。割烹和食器を中心にしつつ、多彩な箸置きや置物など様々に展開している。
※要問い合わせ
京都市東山区今熊野日吉町25
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③ 洛東アートめぐり 〜京都市3
骨董街や祇園、京博など観光名所が集中!
知恩院の門前町の骨董街、八坂神社を中心とする祇園、足を伸ばして京都国立博物館、さらに美術館が集まる岡崎公園、哲学の道など、散策ルートいろいろ。
「祇園」界隈
〜祇園を拠点に、三条方面あるいは四条河原町に進みつつ、画廊めぐりへ〜
何必館 京都現代美術館
【美術館・博物館】常設の北大路魯山人室があって名品展示
現代アートの展覧会を中心とする一方、常設で村上華岳や山口薫、北大路魯山人コレクションの展示で知られている。
京都市東山区祇園町北側271
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祇をん 小西
【ショップ・ギャラリー】祇園花見小路のお茶屋ギャラリー
祇園のお茶屋を回想して、畳の部屋などはそのままに、工芸を中心とした企画展示をするギャラリー。お茶屋という空間での展示は一味違う。
京都市東山区祇園町南側570-121
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建仁寺
【名所・史跡】江戸時代の名工・奥田頴川が開窯した名刹
宗逹の風神雷神で知られる建仁寺だが、その塔頭寺院の一つ「大統院」にも名高い応挙の幽霊図や頴川の赤絵がある。通常は非公開なので、特別公開を待とう。
京都市東山区大和大路通四条下る小松町
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「骨董街」界隈
〜骨董・美術工芸品店が並ぶ、南の新門前通と北の古門前通〜
ぎゃらりぃ思文閣
【ショップ・ギャラリー】近現代の陶芸が中心の工芸ギャラリー
老舗の古美術商・思文閣が運営する、本店近くの近現代美術工芸品ギャラリー。巨匠クラスから若手まで、注目展覧会を開催。
京都市東山区元町386(古門前通大和大路東入)
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ギャルリー正觀堂
【ショップ・ギャラリー】工芸や書画、現代美術など幅広い画廊
京都在住のアーティストを中心に企画展を年10回程度開催。陶芸の分野でも、人気・注目作家を画廊主の選美眼で企画されている。
京都市東山区西之町211-3
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観山堂
【ショップ・ギャラリー】古伊万里などの他、手頃な豆皿なども
骨董初心者に優しいと評判の店。実際に使えるような食器類、中でも豆皿などの低価格なものの品揃えも豊富で、手軽に骨董を楽しめる。
京都市東山区西之町207(新門前通大和大路東入)
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古美術 柳博
【ショップ・ギャラリー】日本の古美術全般を豊富に揃えた骨董店
仏像、神像や能面と言った彫刻から屏風、掛軸などに加え、やきもの(陶磁器や土器)も優品を見つけることができる。
京都市東山区中之町241-1(新門前通)
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「四条河原町〜烏丸」界隈
〜旬な京都が楽しめる繁華街で、ショッピングとやきものを探しを楽しもう〜
ギャラリーにしかわ
【ショップ・ギャラリー】陶磁器をはじめ、作家モノのギャラリー
京都らしいセンスの工芸ギャラリー。手軽なものもあるので、若い女性にも入りやすい。また3〜5階は、工芸・現代アートのギャラリー。
京都市中京区塩屋町332 マロニエビル2F(河原町通四条上る)
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京都タカシマヤ 美術画廊
【ショップ・ギャラリー】初めてでも入りやすい、百貨店の画廊
京都タカシマヤの美術画廊と美術工芸サロンは、数多くの陶芸関連の展覧会を開催。基本的に1週間で展示内容が入れ替わるので、こまめにチェック。
京都市下京区四条通河原町西入真町52(河原町通四条上る)
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備前焼ギャラリー青山
【ショップ・ギャラリー】青山骨董通りから移転、備前焼専門店
東京・南青山骨董通りにあったが、2020年に現在地に移転。常設では備前の現代陶芸家作品を展示・販売。展覧会も開催している。
下京区上金仏町263(油小路通五条上る)
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「岡崎公園」界隈
〜美術館が集まる、京都を代表する総合公園の一つ〜
京都国立近代美術館
【美術館・博物館】北大路魯山人・河井寛次郎・富本憲吉が充実
関西〜西日本の美術を中心に作品を蒐集。また工芸に重点を置いており、京都で活躍した陶芸家たちの作品も数多く所蔵。展覧会で出品状況を要チェック。
京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
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京都市京セラ美術館(旧 京都市美術館)
【美術館・博物館】清水六兵衞など近現代の巨匠作品を収蔵
明治以降の京都を中心とした美術・工芸品を収集、展示。館蔵品の常設展に加え、全国規模の公募展「京展」も毎年主催。
京都市左京区岡崎円勝寺町124 岡崎公園 内
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細見美術館
【美術館・博物館】日本美術コレクター細見家三代の蒐集品
平成10年(1998)年開館。仏教美術から茶の湯の美術、江戸絵画など、日本美術の広く網羅。茶室やショップ、カフェも併設。
京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
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♡平安蚤の市
[やきもの以外もオススメ!]毎月開催、100店舗以上が集結
平安神宮前の公園内広場で、毎月10日前後に開催。骨董、古道具、古着など100店舗以上が集まる、京都の新スポット。
■毎月10日頃
■岡崎公園 平安神宮前広場(京都市左京区岡崎最勝寺町)
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「哲学の道」界隈
〜銀閣寺から若王子神社に至る、日本の道百選の小径〜
野村美術館
【美術館・博物館】茶の湯や能楽に造詣ある数寄者の収集品
南禅寺近くで数寄屋風の建物は桜や紅葉の名所。重要文化財7点を含む、茶道具・書画・能面・能装束など、約1700点を収蔵。
京都市左京区南禅寺下河原町61
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泉屋博古館
【美術館・博物館】茶陶の他、板谷波山など近代の陶磁器も
住友家蒐集の美術品を保存、展示。青銅器・鏡鑑の他に書画・洋画、近代陶磁器・茶道具・文房具・能面など、約3000点を収蔵。
※長期休館中(2025年春まで)
京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
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井村美術館(京都美商)
【美術館・博物館】十代今右衛門、十一代柿右衛門の作品展示
哲学の道からは大きく外れて、下鴨神社近く。近現代の有田、十代以降の今泉今右衛門、十一代以降の酒井田柿右衛門の他、里帰りの柿右衛門も。
京都市左京区下鴨松原町29
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