【42】長崎のやきもの情報

update:2024/08/13

 
長崎 〜有田に並ぶ皿山「波佐見焼」「三川内焼」

Page 1 INDEX
① 波佐見焼の街めぐり 〜波佐見町1
② 波佐見焼・陶郷めぐり 〜波佐見町2
Page 2 INDEX
③ 三川内焼の里めぐり 〜三川内町
④ その他スポットまとめ 〜佐世保市・長崎市、他


 




① 波佐見焼の街めぐり 〜波佐見町1


有田の隣!現代の窯業が盛んな街を散策しよう!
古波佐見の青磁から、近世に大量に生産・輸出されたコンプラ瓶、そして庶民の日用使いのくらわんか碗などの歴史から、現代の人気陶磁器へ。

波佐見市街

〜波佐見町の中心エリアで人気スポットをめぐろう〜

やきもの公園(世界の窯広場)
【美術館・博物館】古代〜近世まで12窯を復元した野外博物館
古代から近世にかけての世界を代表する窯12基を再現。日本からオリエント、ヨーロッパの窯など歴史と技術が学べる、珍しい野外博物館。
東彼杵郡波佐見町井石郷2255-2
 
ー 陶芸の館(くらわんか館)
 【やきもの複合施設】窯元をまとめてチェックでき、資料展示も
 30以上の波佐見焼窯元の展示販売。2Fは資料館になっており、歴史資料の
 展示。観光物産館として、地酒や手づくりみそなども販売、体験工房も。
 東彼杵郡波佐見町井石郷2255-2
 
♡波佐見陶器まつり
【陶器祭・イベント】波佐見全体の窯元が集まる、大きな祭
60回を超える、歴史ある陶器まつり。GW中の7日間という会期の長さもあり、例年多くの来場者が集まる。100以上の出店があり、飲食なども。
■例年4月(GW)
■やきもの公園一帯(波佐見町井石郷)
→HPにジャンプ
 
西海陶器 ー 南創庫
【窯元ショップ・ギャラリー】波佐見の陶器ブランド直営ショップ
旧福幸製陶所の歴史的建造物を改装して、様々なショップが入る「西の原」内の器ショップ。切り絵付け体験も行っている。
東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4 西の原 内 →HPにジャンプ
 
奥川陶器 ー うつわ館
【ショップ・ギャラリー】波佐見の老舗・陶磁器問屋
嘉永4年(1851)創業の陶磁器問屋である奥川陶器本社入口にある販売展示場。波佐見焼を中心に、有田焼など、会社オリジナルや各窯元のものを取り扱い。
東彼杵郡波佐見町井石郷2229 →HPにジャンプ
 
NISHIYAMAギャラリー(株式会社 西山)
【窯元ショップ・ギャラリー】全国的人気、波佐見の陶器ブランド
有名な波佐見焼ブランドの一つ。リサ・ラーソンや鹿児島睦などとのコラボでも知られる。直営のギャラリーショップは旧倉庫の一部を改装したもの。
東彼杵郡波佐見町折敷瀬郷1087 →HPにジャンプ
 
波佐見町歴史文化交流館
【美術館・博物館】江戸期の波佐見焼の出土品や伝世品を展示
波佐見青磁や、くらわんか碗・コンプラ瓶など、江戸時代の波佐見焼を展示する特別展示室がある。また、東洋陶磁史研究で有名な三上次男のコレクションも。
東彼杵郡波佐見町湯無田郷1010-1 →HPにジャンプ
 
古陶磁美術館 緑青(石丸陶芸)
【美術館・博物館】古波佐見の他、古伊万里、小平戸など
江戸時代初期に波佐見で作られた波佐見青磁など古波佐見を中心に、古伊万里、古平戸、古薩摩などを展示する、古陶磁美術館。
※来館は要予約
東彼杵郡波佐見町湯無田郷1053 →HPにジャンプ
 
石丸陶芸 ー はいせんす骨董あんちっく館/OUTLET140
【窯元ショップ・ギャラリー】会社内にある古陶磁店とアウトレット店
石丸陶芸の敷地内に、直営の2店舗。江戸〜明治期の古伊万里・古薩摩・有田・波佐見焼などを展示販売する「あんちっく館」とアウトレットショップ。
東彼杵郡波佐見町湯無田郷1138-1 →HPにジャンプ
 
白山陶器 ー 本社ショールーム
【窯元ショップ・ギャラリー】国際的人気を誇る、波佐見の陶器ブランド
安永8年(1779)創業、デザイナー森正洋を輩出した、波佐見で最も有名な陶器ブランド。国内外の数々のプロダクトデザインの受賞歴がある。
東彼杵郡波佐見町湯無田郷1334 →HPにジャンプ
 

 

波佐見郊外あれこれ

〜町の中心部から外れるが、人気スポットが点在するので、ぜひドライブで〜

One Clay
【ショップ・ギャラリー】波佐見焼など器のセレクトショップ
波佐見焼・有田焼を中心に、全国の窯元・陶芸家作品の器をセレクトしたショップ。波佐見焼の工房跡を利用した広い店内で充実。
東彼杵郡波佐見町井石郷1654 →HPにジャンプ
 
波佐見焼shop mignon(石丸陶芸)
【窯元ショップ・ギャラリー】石丸陶芸直営ショップ、人気作家作品も
カジュアルでスタイリッシュな新進デザインから、特選和食器まで、幅広く、様々なライフスタイルに合う器をセレクト。若手人気作家の器も取り扱い。
東彼杵郡波佐見町小樽郷863-1 →HPにジャンプ
 
永峰製磁 eiho-porcelain
【窯元・工房】伝統を守りつつ、カラフルな波佐見焼が人気
昭和11年(1936)、ろくろの名手であった初代長崎三市が開窯、現当主は4代目。伝統的に白磁に染付が特徴だったが、当代はカラフルな色を発表している。
※ギャラリー併設
東彼杵郡波佐見町永尾郷306-2 →HPにジャンプ
 


 
 

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② 波佐見焼・陶郷めぐり 〜波佐見町2


市街地を抜けて、歴史ある陶磁器の里へ!
レンガの煙突が見える、昔ながらの窯元のムラ「中尾郷」には、窯元が集まり、登窯もある。さらに、波佐見には、江戸時代の窯跡も多く存在。

「中尾郷」界隈

〜多くの窯元が集まる「陶郷 中尾山」で歴史ある波佐見焼の里を散策しよう〜

中尾山交流館
【やきもの複合施設】窯元作品が集まり、展示販売
中尾山に集まる18窯元の作品を展示販売。古窯跡から出土した古陶磁など、陶郷中尾山に関する資料が展示されている。
東彼杵郡波佐見町中尾郷157 →紹介Pにジャンプ
 
中尾山伝習館
【観光陶芸】種類豊富な絵付け体験に、宿泊施設も併設
絵付け体験では、筆の絵付けだけでなく、クレヨンも選べる。また、豆皿やサラダボール、フリーカップなど器種が豊富なのも魅力。素泊まりの宿泊施設も併設。
※休館中
東彼杵郡波佐見町中尾郷332 →HPにジャンプ
 
陶郷中尾山 桜陶際
【陶器祭・イベント】陶郷中尾山の窯元が一般公開
桜の季節である4月上旬に開催。普段は見られない、各窯元が一般公開し、窯元めぐりウォークラリーなどが人気。名物の陶箱弁当も(※要予約)。
■例年4月
■陶郷中尾山一帯
 
堀江陶器
【窯元・工房】「h+」ブランドが人気の窯元
昭和40年(1965)開窯。人気の「h+」ブランドは、インテリアスタイリストと雑貨プランナー共に開発した、スタイリッシュで使いやすい器で知られる。
※ギャラリー併設
東彼杵郡波佐見町中尾郷668 →HPにジャンプ
 
中尾山うつわ処 赤井倉(奥川陶器)
【ショップ・ギャラリー】明治23年建築の建物を使った器ショップ
老舗・奥川陶器が、開業の地にオープン。店舗は明治23年(1890)建築で、国の登録有形文化財に指定されている家屋を利用している。
東彼杵郡波佐見町中尾郷929 →HPにジャンプ
 
陶房 青
【窯元・工房】「青葉窯」ブランドが人気の窯元
昭和47年(1972)開窯、全国的な人気がある。デザインの幅が広く、中でも青葉窯ブランドの、昔話のような鬼や兎などのモチーフの色絵が人気。
※ギャラリー併設
東彼杵郡波佐見町中尾郷982 →HPにジャンプ
 
大新窯(ふじた陶芸)
【窯元・工房】江戸時代の大新窯跡地に築窯した窯元
昭和期に古い木造の公会堂を移築・開窯。現当主は3代目。染付のとくさ文様や色イッチンの絵付が特徴的。ギャラリーにはアウトレットコーナーも。
※ギャラリー併設
東彼杵郡波佐見町中尾郷767 →HPにジャンプ
 
大新登窯跡
【名所・史跡】全長170m!世界最大の登窯跡
貞享2年(1685)から幕末まで稼働した、波佐見窯業を象徴する窯。階段状連房式登窯で、窯室39室・全長170m、耐火レンガ(トンバイ)で築窯。
東彼杵郡波佐見町中尾郷
 

 

「肥前波佐見陶磁器窯跡」まとめ

〜史跡は波佐見町の町内に点在するので、ゆっくりまわろう〜

肥前波佐見陶磁器窯跡 *国指定史跡
【名所・史跡】陶磁器の一大産地・波佐見が分かる窯跡群
江戸時代~昭和前期にかけて、保存状態が良い多数の登窯がある窯跡群。丘陵が入り組んだ地形である町内に、近世を中心とした窯30基が周囲の丘陵にある。
東彼杵郡波佐見町
 
ー 畑ノ原窯跡
 【名所・史跡】日本最古の磁器窯とされる、貴重な窯跡
 慶長4年(1599)、朝鮮陶工が築窯したとされる、日本最古の磁器窯。階段状
 の連房式登窯で、原型を昔のまま残している貴重な窯跡。窯は復元されている。
 ※覆屋を掛け、保存・公開
 東彼杵郡波佐見町村木郷
 
ー 三股青磁窯跡
 【名所・史跡】江戸初期、国内最高レベルの青磁を焼成
 江戸時代初期(1630〜1650年代)に稼働したと考えられる、波佐見磁器の
 初期の窯の一つ。全長37m以上の連房式登窯。国内でも最高水準の青磁を出土。
 ※案内板あり
 東彼杵郡波佐見町三股郷
 
ー 中尾上登窯跡
 【名所・史跡】全長160m!世界第2位の巨大登窯跡
 江戸時代初期(1640代)から昭和4年(1929)頃まで稼働、陶郷中尾山の発
 展が分かる巨大登窯。日用使いのくらわんか碗など、白磁・青磁・染付を量産。
 ※発掘調査を元に復元
 東彼杵郡波佐見町中尾郷 白岳山麓
 
ー 永尾本登窯跡
 【名所・史跡】中尾上登跡に継ぐ、巨大な登窯跡
 寛文6年(1666)から昭和25年(1950)まで稼働、全長155mの巨大な
 登窯。くらわんか碗やコンプラ瓶などを大量生産した。
 ※案内板あり
 東彼杵郡波佐見町永尾郷
 
ー 長田山窯跡
 【名所・史跡】江戸後期に青磁を大量生産した窯
 江戸後期(18世紀前半)に稼働した登窯。保存状態がよく、当時の青磁生産を
 知る貴重な窯跡。後に庶民向けのくらわんか碗に生産を切り替えたと考えられる。
 ※案内板あり
 東彼杵郡波佐見町井石郷
 

 


 
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