特集★「古今 美濃焼の本」

update:2024/11/13

美濃焼は岐阜県多治見市・土岐市・瑞浪市で焼かれるやきものの総称。志野や織部、瀬戸黒、黄瀬戸など伝統のものも多彩である一方、産業としての窯業も日本一の規模を誇り、陶磁器の全国シェアは6割と言われています。現在も窯元・作家が非常に多いので、ここでは作家紹介や古い時代の美濃焼など、様々な本を集めました。
 

 

写真とたっぷりの解説で現代の美濃焼を愉しむ本と雑誌

 

 
窯別ガイド 日本のやきもの 美濃
桃山時代、茶の湯を中心に、岐阜県美濃で花開いた美濃焼。黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部など「破格の造形」といわれる桃山茶陶の世界を紹介。美濃焼Q&Aや名品が見られる博物館や美術館、陶器市の情報も。
■伊藤嘉章【著】
 中世・近世の陶磁史研究家。東京・九州・京都国立博物館を歴任。
■唐沢昌宏【著】
 東京国立近代美術館工芸課長を経て、国立工芸館館長。専門は近現代工芸史。

 
 
 
*古本でもオススメ*
■淡交社
■2003/08刊
■A5判 128P
 

 


 
別冊『炎芸術』 美濃の陶芸家たち 109人の作家と6つの窯元
岐阜県多治見市・土岐市・瑞浪市・可児市を中心としたエリアで焼かれる「美濃焼」の現在を、109人の陶芸家と6軒の窯元をピックアップして紹介。県内の陶芸関連施設等の観光スポットもあわせて紹介。
■『炎芸術』編集部【編】

 
 
 
■阿部出版
■2015/11刊
■A4変形判 143P
 

 


 
別冊『炎芸術』 志野と織部 All of Shino & Oribe
志野・織部が誕生した桃山時代の名品は幻のやきもの賭されていましたが、昭和に入って巨匠たちが復興。現在まで様々な陶芸家が魅せられ、取り組んでいます。その全容を垣間見る一冊。
■『炎芸術』編集部【編】

 
 
*古本でもオススメ*
■阿部出版
■2013/09刊
■A4変形判 143P
 

 


 
炎芸術 no.155 特集:変幻自在の織部
桃山陶の「ひょうげもの」織部焼は、現在は全国で数多くの陶芸家が作品を発表しており、その多彩さは群を抜いている。本号は特に人気作家を紹介。
【掲載作家】小山智徳、鈴木徹、東田茂正、山口真人、寺田鉄平、他
■『炎芸術』編集部【編】

 
 
 
■阿部出版
■2023/08刊
■A4判 180P
 

 


 
炎芸術 no.150 特集:動き出す志野
これからの志野を担う注目の作家作品を紹介しつつ、伝統からオブジェのような先進性ある志野まで、多様に展開する志野の今を探る。
【掲載作家】加藤亮太郎・加藤高宏・桑田卓郎・後藤秀樹・樋口雅之・有本空玄、他
■『炎芸術』編集部【編】

 
 
 
■阿部出版
■2022/05刊
■A4判 176P
 

 


 
炎芸術 no.121 特集:美濃・新世代の陶芸家たち
数多くの陶芸家いる岐阜県美濃の現在、そして未来を図る人気陶芸家15人選出。
【掲載作家】加藤亮太郎・林恭助・川端健太郎・新里明士・伊藤秀人・若尾経・川上智子・桑田卓郎、他
■『炎芸術』編集部【編】

 
 
*古本でもオススメ*
■阿部出版
■2015/02刊
■A4判 153P
 

 





 

謎の多い古美濃焼を知る本

 

 
NHK美の壺 織部焼
NHKの人気美術番組『美の壺』の書籍版。鮮やかな緑釉や様々な文様、歪んだフォルム。茶人・古田織部が追い求めた新しい「美」、いまも斬新なやきもの「織部」の魅力に迫る一冊。
■NHK『美の壺』制作班【編】

 
 
 
*古本でもオススメ*
■日本放送出版協会
■2007/10刊
■A5判 70P
 

 


 
古田織部の正体
謎多き「へうげもの」。戦国武将で千利休の七哲の一人で、利休亡き後は天下一宗匠、織部焼をコーディネートした古田織部だが、謎も多い人物。本書はその実像を、丁寧に描いた一冊。
■矢部良明【著】
 陶磁史・茶道史研究家。東京国立博物館工芸課課長人間国宝美術館館長など歴任。

 
 
■角川学芸出版
■2014/08刊
■文庫判 253P
 

 


 
美濃のやきもの 西浦焼 初代から五代目・西浦圓治まで
江戸末期にはじまった美濃の西浦焼は、美しい絵付けが脚光を浴びたが、5代で途絶え、現在は幻のやきものとなっている。その西浦焼を初代から5代まで丁寧に紹介。
■久野治【著】
 古田織部研究家。

 
 
*古本でもオススメ*
■中日出版
■2019/04刊
■B6判 116P
 

 
 






 
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