特集★「青磁&白磁の本」

update:2024/11/13

中国で、原始青磁(初期青磁)が誕生したのは殷の時代(紀元前1400年頃?)と考えられています。やがて白磁も生まれ、徐々に精緻に、美しい青や白のやきものになっていったのです。日本でも江戸時代に磁器が作られるようになり、現在も白磁作家・青磁作家を名乗る人がいるほど、使用も鑑賞も人気。ここではその青磁や白磁の本を集めました。

 

古陶磁から現代まで、青磁を知る本と雑誌

 

 
NHK美の壺 青磁
NHKの人気美術番組『美の壺』の書籍版。青味に漂う豊かな風合い、器が放つ格調高き気品と存在感―。かしこまった席を彩る器として今も親しまれ続ける「青きやきもの」、青磁の深遠なる美を味わう一冊。
■NHK『美の壺』制作班【編】

 
 
 
*古本でもオススメ*
■日本放送出版協会
■2008/06刊
■A5判 70P
 

 


 
別冊『炎芸術』 青磁 清澄な青の至宝
青磁を制作した日本の近代巨匠、青磁に取り組む現代作家を紹介し、現代日本の青磁の魅力に迫る一冊。岡部嶺男、清水卯一、三浦小平二らの巨匠から、中島 宏、川瀬忍、高垣篤、福島善三、浦口雅行などまで。
■『炎芸術』編集部【編】

 
 
 
 
■阿部出版
■2017/12刊
■A4変形判 151P
 

 


 
炎芸術 no.159 特集:青磁 自然を映す青
現在活躍中の人気青磁作家を集中的に紹介。現代ならではの、造形性あふれる現代青磁と、さらに中国陶磁などの青磁の名品も掲載。
【掲載作家】浦口雅行、若尾経、伊藤秀人、津金日人夢、古松淳志、他
■『炎芸術』編集部【編】

 
 
 
■阿部出版
■2024/08刊
■A4判 180P
 

 


 
猿投「青瓷」から読み解く 宋「青磁」の謎
猿投青瓷の再現に挑む著者が経験やデータ分析に基づき、青磁の釉石の真相に迫る「古代陶芸瓷論」。
■大石訓義【著】
 陶芸家。古代〜中世の古窯の研究を進め、猿投青瓷の再現などで展覧会を開催。

 
 
■東京図書出版
■2020/10刊
■A5判 112P
 

 
 


 
高麗青磁・李朝白磁へのオマージュ
大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長で、かの安宅コレクション収集を安宅英一氏の直近として支えた、韓国陶磁関連の大御所・伊藤郁太郎が、自身の集大成として過去に発表した朝鮮陶磁関連の論考・随筆等を収録。
■伊藤郁太郎【著】
 東洋陶磁研究の第一人者。大阪市立東洋陶磁美術館館長を経て名誉館長。

 
 
 
*古本でもオススメ*
■淡交社
■2017/02刊
■A5判 485P
 

 





 

古陶磁から現代まで、白磁・青白磁を知る本と雑誌

 

 
黒田泰蔵 白磁へ
シンプルでいて造形力の高い白磁で知られる、世界的陶芸家の自伝。兄でグラフィックデザイナーの黒田征太郎のことや、師で人間国宝の陶芸家・島岡達三とのことも。伊豆のアトリエや主要作品の写真多数。
■黒田泰蔵【著】1946-2021
 陶芸家。カナダで学び、伊豆に築窯。独自の白磁を生み出し、世界的に活躍。

 
 
 
■平凡社
■2017/05刊
■A5判 135P
 

 
 


 
炎芸術 no.148 特集:白磁 陰影の造形美
伝統あるいは彫刻的、洗練あるいは原初的など、さまざまな白磁表現を50歳以下の16名の作家で紹介。
【掲載作家】和田的・田淵太郎・中村清吾・松村淳・山浦陽介・佐藤典克、他
■『炎芸術』編集部【編】

 
 
 
■阿部出版
■2021/11刊
■A4判 180P
 

 


 
目の眼 2023年07月号 特集:白磁の源泉 中国陶磁にみる白のルーツ
中国では3世紀には原始白磁が焼かれていたと考えられており、以後どんどん技術が高まっていく。その中国における白磁の歴史をたどり、様々な白の“色”を紹介していく。
■『目の眼』編集部【編】

 
■目の眼
■2023/07刊
■B5判 160P
 

 
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炎芸術 no.134 特集:青白磁 青と形のハーモニー
白磁にかかる青と独特のフォルムを合わせた現代の青白磁。その人気を、中国・宋代から歴史と現代を紹介。【掲載作家】加藤委・久保田厚子・吉川充、他
■『炎芸術』編集部【編】

 
 
■阿部出版
■2018/05刊
■A4判 164P
 

 
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