特集★「民藝のうつわの本」
update:2024/11/13
大正時代に、美術評論家の柳宗悦、陶芸家の浜田庄司や河井寛次郎たちによって提唱された「民藝運動」民藝とは「民衆的工藝」の略です。その概念をざっくり言えば、手仕事で作られた日常使いの雑器に美を見いだしたこと。そして、この運動に賛同・共感した窯元が全国各地にあり、現在も民藝陶器は人気があります。
日本全国・民藝の器を紹介する本と雑誌
最高に美しいうつわ tableware as life【最新版】
人気ショップSMLでよくある10の質問を中心に、今すぐ真似したい器コーディネートを紹介。さらに作家取材など現在の人気民芸作家の動向や、うつわの基礎知識や使う際のアイディアなどが盛りだくさんの内容。
■SML【著】
骨董から民芸作家の器まで集めて人気の、東京目黒のコンセプトショップ。
■エクスナレッジ
■2015/05刊(初版2013)
■B5判 191P
もっとうつわを楽しむ 200点のうつわで見る「選ぶ・使う」のヒント集
人気ショップSMLでよくある10の質問を中心に、今すぐ真似したい器コーディネートを紹介。人気ショップSMLによる、200点のうつわで見る「選ぶ・使う」のヒント集。
■SML【著】
骨董から民芸作家の器まで集めて人気の、東京目黒のコンセプトショップ。
*ロングセラー*
■エクスナレッジ
■2014/09刊
■B5判 144P
Discover Japan特別編集 ベスト・オブ・ニッポンのうつわ
日本各地の伝統的な焼き物、柳宗悦らによる民藝運動に由来する民藝のうつわ、そしてつくり手の個性が光る作家もののうつわ……。日本のうつわの魅力のすべてを充実のコンテンツで紹介。
■『Discover Japan』編集部【編】
*古本でもオススメ(電子版あり)*
■エイ出版社
■2016/03刊
■A4変判 160P
各地の民藝の窯をじっくり知る本と雑誌
暮らしを手づくりする 鳥取・岩井窯のうつわと日々
民芸の窯として、全国的にファンが多い岩井窯の窯主である山本教行が、これまでの陶芸家人生や日々の暮らしなどを自身の言葉でつづった一冊。
■山本教行【著】
陶芸家。島根の出西窯で修業の後、鳥取に岩井窯を開窯。
■スタンド・ブックス
■2019/11刊
■A5判 167P
出西窯と民藝の師たち 民藝を志す共同体として
終戦直後、出雲に開窯した出西窯は、今や島根を代表する、全国的人気の窯元に育った。無名に生きた創業者が理想の工芸共同体を目指した軌跡と民藝運動の柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司らとの交流を語る。
■多々納弘光【著】1927−2017
島根の出西窯の創業メンバーの一人で陶工。日本民藝協会の理事を務めた。
■青幻舎
■2023/11刊
■四六判 256P
出雲の民窯 出西窯 民藝の師父たちに導かれて六十五年
戦後、島根の出西に5人の青年によって開窯した出西窯は、現在では島根を代表する人気の窯元まで成長した。本書はその軌跡と民芸運動をリードした柳宗悦や濱田庄司などの交流が描かれている。
■多々納弘光【著】1927−2017
島根の出西窯の創業メンバーの一人で陶工。日本民藝協会の理事を務めた。
*古本でもオススメ*
■ダイヤモンド社
■2013/03刊
■B6判 187P
金城次郎 壺屋時代作品集
沖縄初の人間国宝・金城次郎の壺屋時代の作品228点の貴重なコレクションを一挙紹介。代表的な「魚文」に至る前の、初期作品をまとめて見られる貴重な一冊。
■久高民藝店【監修】
老舗民藝店。陶工・金城次郎の初期作品コレクションを有する。
■図書刊行会
■2020/07刊
■B5判 176P
読谷山焼 北窯 四人の親方とやちむんづくり一年の記録
開窯30年を迎えた、沖縄・読谷村の北窯における「やちむん(やきもの)」づくりの1年を追った一冊。土づくりから窯焚まで。
■北窯刊行会 【著】
■グラフィック社
■2022/12刊
■B5変判 192P
窯別ガイド 日本のやきもの 益子・笠間
民芸運動の拠点となり、首都圏から最も身近な陶芸町である益子と笠間の魅力と、その名品や現代作家のクラフト作品を鑑賞。益子焼・笠間焼の歴史や技法のほか、窯場用語や美術館情報、陶芸教室情報も充実。
■青木宏【著】
栃木県立美術館学芸課長、専門は工芸を主とした近現代美術。
*古本でもオススメ*
■淡交社
■2003/11刊
■A5判 128P
陶工房 no.86 特集:民藝×益子×英国 源流の地で活躍する現代の作家たち
「民藝スタイルのルーツと現代作家のmingei」 と題して、ミンゲイ運動とは何だったのか、民藝スタイルの器ができるまで(英国&日本)、民藝の精神(作風)を継承する現代作家紹介、全国の民藝窯などを紹介。
■『陶工房』編集部【編】
■誠文堂新光社
■2017/08刊
■A4判 120P
炎芸術 no.157 特集:進化する小石原焼
東峰村小石原の小石原焼は民陶で名高い。しかし、近年は人間国宝・福島善三を筆頭に、伝統のみならず、多彩な表現が生まれている。
【掲載作家】福島善三、太田富隆、高取八山、鬼丸碧山、他
■『炎芸術』編集部【編】
■阿部出版
■2024/02刊
■A4判 172P
炎芸術 no.128 特集:スリップウェア
イギリスで生まれ、日本で育ったスリップウェアの、近代から現代までの作家とともに紹介。【掲載作家】バーナード・リーチ・富本憲吉・濱田庄司、柴田雅章・舩木伸児・福間琇士・山本教行、他
■『炎芸術』編集部【編】
■阿部出版
■2016/11刊
■A4判 149P
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