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【カテゴリー:壺屋焼(沖縄)】2015年8月19日更新

 南国の伸びやかな赤絵「壺屋焼」

 沖縄では「やきもの」を「やちむん」と呼びます。琉球王朝時代に由来する歴史あるをはじめ、現在では自由な気質に惹かれた若い陶芸家が集まっていることから、さまざまな作風が沖縄の「やちむん」を形作っています。

 その中で、「やちむん」を代表するものは「壺屋焼」でしょう。那覇市内の壺屋に琉球王朝が窯を集めて作ったやきものの町。昭和に入って、民藝運動をリードした巨匠・濱田庄司が訪れ、指導したことから、壺屋焼は飛躍的に全国に知られるようになりました。
現在では、窯焚きの問題があり、壺屋焼は那覇の壺屋の他に、読谷村にも陶房が存在します。

 現在の壺屋焼は、人間国宝だった金城次郎が濱田庄司の影響を受けて作った赤絵の器が代表的です。南国らしいユーモラスで力強い魚のモチーフで知られており、この印象的な赤と、魚や海老などのモチーフのものを「壺屋焼」と一般的に呼んでいます。

 ここでも、壺屋焼らしい「赤絵」の器をいくつかピックアップしましょう。

 1番目は、もっとも「壺屋」らしいものをと思い、赤絵の草文と魚が描かれた『赤絵唐草魚文6寸皿』を選びました。作り手は、前述の金城一門の一人、金城敏幸。金城次郎に師事し、現在は読谷に工房を持っています。師の魚文とは一味違う、優しげでひょうきんな感じが魅力的です。サイズは、直系18.8cm。 

 次も同じく金城敏幸の作。『琉球赤絵唐草文カラカラ半酒器揃』は、泡盛を入れる酒器カラカラと、盃がセットとなっており、やちむんビギナーにおすすめ。唐草文には赤絵の他に呉須(藍)や緑釉などが施されており、色鮮やかで楽しい。思わず外で盃を傾けたくなる一品です。

 3つめは、壺屋にある工房の中でも、有名な陶工である小橋川清正陶器工房の『赤絵魚文フリーカップ』。現在では小橋川清正は活動を休止されていますので、子息である明史が工房を継ぎ、制作しています。小橋川明史も父と同様、沖縄県工芸士の認定を受けている実力派です。本作もたっぷりと塗られた赤と力強く彫り込まれた魚が手に馴染み、ホットでもアイスでも使い込みたくなります。

 最後は、ちょっと雰囲気の違う、モダンな壺屋焼を紹介。赤ではなく、緑が印象的な『緑釉赤絵魚文コーヒー碗皿』です。刷毛目を残した白化粧に呉須を塗って独特の景色をだした地の上に、可愛らしい魚を描き、さらにたっぷりの緑釉で口縁を施した作品。日展でも活躍する小橋川清次らしさにあふれています。

 残念ながら、壺屋焼の窯元さん・作家さんはあまりインターネットでの販売をしている方が少ないようです。やはり現地に足を運びたいものですね。南国の空の下をそぞろ歩き、涼みに入った店先で、ノンビリ窯元さんたちと話す…実に楽しいところです。

 

 





















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