やきものPLAZA Overseas 海外のやきもの事情

中欧・東欧の陶磁器ブランド

ドイツのマイセンやハンガリーのヘレンドなど、中央および東ヨーロッパのブランド紹介


【カテゴリー:デザイン(チューリップ)】2015年2月17日更新

 ヘレンドの春「キティ」ピンク カップ&ソーサー 

 春を誘うチューリップ・デザイン特集その1

 ヘレンドの「キティ」シリーズは、春らしい、軽やかな手描きの筆で愛らしく描いた、一輪のチューリップをデザイン。ちなみに、日本では「バコニーの春」というシリーズ名で販売しているところもあります。

 シリーズは、ピンクの他にブルー・オレンジ・イエロー・パープル・ブラックの計6色。カップに合わせて、同シリーズのティーポットやクリーマー、プレートなどもセットで。さらにフルーツボウルやパーティプレートもあります。

 口辺や持ち手に施された繊細な金彩、そして、カップの縁には、ヘレンドの定番、カゴの網目のようなレリーフ「オジエ」が施されています。


ヘレンドのキティ

 ヘレンド(Herend)は、ハンガリーの名窯です。開窯した1826年のハンガリーはオーストリア帝国の統治下にあり、ヘレンドはハプスブルク家の保護下にあって、ウィーンの王宮で花開き、ヨーロッパ中の王侯貴族に愛されたのです。
 ヘレンドはペインターの息づかいが感じられる手描きならではのデザインが魅力です。また、ヨーロッパの東端にあたるハンガリーは、オリエントとの交通路にあたるため、ヘレンドのデザインにはインドやトルコなどの東方文化の影響があるのも特徴の一つとなっています。
 ヘレンドと言えば、「ロスチャイルド・バード」。その名の通り、ウィーンのロスチャイルド家に由来しています。そのほか、「インドの華」も長く愛され続けるベストセラーのシリーズでしょう。中国やペルシアの影響を受けたデザインが多いヘレンドですが、このシリーズは日本の柿右衛門の写しから来ていると言われています。
 もちろん、シノワズリ(中国風・東洋風意匠)も人気です。中でも、ハンガリー建国1100年を記念して作られた「清の花籠」が有名です。






















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