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中欧・東欧の陶磁器ブランド

ドイツのマイセンやハンガリーのヘレンドなど、中央および東ヨーロッパのブランド紹介


【カテゴリー:デザイン(チューリップ)】2015年4月23日更新

 ヘレンドの華「チューリップの花束」カップ&ソーサー

 春爛漫!チューリップ・デザイン特集その4

 ヘレンドの「チューリップの花束」シリーズは、様々なチューリップと、ヘレンド村に咲き誇る草花をブーケにした可憐なシリーズです。ハンドペイントならではの、生き生きとした筆使いが描き出すチューリップは印象的で、花々とのコントラストも魅力的。もちろん、ハンドペイントですから、同じものは一つとしてなく、すぐれたバランス感覚で1点1点絵付されています。

 シリーズは、6パターン。それぞれチューリップの種類と花々の配置が異なりますが、セットものとして揃えても調和がとれる可憐な花束たちです。さらにポットやプレート、バスケットなど器種もいろいろ集めたくなるでしょう。

カップのボディやソーサーの柔らかいフォルムも品が良く、また口辺や持ち手に施された繊細な金彩、そして、カップの縁には、ヘレンドの定番、カゴの網目のようなレリーフ「オジエ」が施されています。


ヘレンドのチューリップの花束

 ヘレンド(Herend)は、ハンガリーの名窯です。開窯した1826年のハンガリーはオーストリア帝国の統治下にあり、ヘレンドはハプスブルク家の保護下にあって、ウィーンの王宮で花開き、ヨーロッパ中の王侯貴族に愛されたのです。
 ヘレンドはペインターの息づかいが感じられる手描きならではのデザインが魅力です。また、ヨーロッパの東端にあたるハンガリーは、オリエントとの交通路にあたるため、ヘレンドのデザインにはインドやトルコなどの東方文化の影響があるのも特徴の一つとなっています。
 ヘレンドと言えば、「ロスチャイルド・バード」。その名の通り、ウィーンのロスチャイルド家に由来しています。そのほか、「インドの華」も長く愛され続けるベストセラーのシリーズでしょう。中国やペルシアの影響を受けたデザインが多いヘレンドですが、このシリーズは日本の柿右衛門の写しから来ていると言われています。
 もちろん、シノワズリ(中国風・東洋風意匠)も人気です。中でも、ハンガリー建国1100年を記念して作られた「清の花籠」が有名です。






















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