やきものPLAZA Overseas 海外のやきもの事情

中欧・東欧の陶磁器ブランド

ドイツのマイセンやハンガリーのヘレンドなど、中央および東ヨーロッパのブランド紹介


【カテゴリー:デザイン(チューリップ)】2015年2月17日更新

 マイセンのモダン「ユーゲント」カップ&ソーサー

 春を誘うチューリップ・デザイン特集その3

 マイセンの「ユーゲント」シリーズのチューリップ。ユーゲントとは、フランスでいうところのアール・ヌーボーのドイツ版。その名の通り、マイセンの描いたユーゲントのチューリップは、紫を基調とし、モダンで感受性豊かな、デザイン性溢れるものです。

 このシリーズには、プレートやコーヒーカップ、モカポットもあり、またチューリップ以外にケシもあります。

 チューリップのデザイン性に目が行きがちですが、カップやソーサーのフォルムにも注目したいもの。アールヌーボーらしい流線的で優美な、有機的曲線も、絵との絶妙なコンビネーションとなっています。


マイセンのユーゲント

 マイセン(Meissen)は、ドイツが誇る歴史ある名窯です。ヨーロッパで最初に白磁の焼成に成功し、1710年にドレスデン近郊、エルベ川の畔の町マイセンに創業しました。青い双剣のマーク(二振りの剣が交差している、マイセン伝統のもの)で知られています。
 マイセンと言えば、まず第一に「シノワズリ」でしょう。中国の磁器や日本の柿右衛門などに影響を受けた、中国風・東洋風の意匠です。現在でもマイセンの人気シリーズ「ブルーオニオン」は、この代表格。このシノワズリは、陶磁器に止まらず、18世紀のヨーロッパ全体に大流行したデザインとなっています。
 その後、技術が向上するにつれて、ヨーロッパ的な独自性ある意匠が登場してきました。それが、西洋絵画で見られるような写実的な風景画や人物画の意匠。花々や果物、花鳥などのデザインが有名でしょう。中でも、マイセンの「ピンクのバラ」はイメージされる人も多いのではないでしょうか。
 そして、もう一つマイセンで忘れてはならないのが、磁器人形(フィギュリン)。当初は動物から、さらに宮廷や羊飼い。神話など、繊細で美しい人形達が誕生しています。






















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