李朝の壺、高麗茶碗…韓国の古陶磁に心引かれる人は、日本にたくさんいます。 そんな人のために、改めて歴史を学びましょう。 思文閣出版刊(2020/03/10) 『韓国陶磁史の誕生と古陶磁ブーム』 鄭銀珍(著) […]
はじめに… 本稿は無責任且つ個人的感想に基づくエッセイです。ただし、執筆時点において、歴史的、研究者的に主流と考えられている“事項”に関しては、参考文献や研究者からの伝聞を元に、記載しています。 第7回は《万声(ばん […]
良質な東洋古美術のコレクションを有することで知られる、長野のサンリツ服部美術館では、「数寄のデザイン」展が開催中です。 数寄のデザイン 2020年1月2日〜3月8日 サンリツ服部美術館 http://www.su […]
前稿に引き続き、「緑」を考えていきます。 今回は、日本の「緑」です。 ◎日本の緑釉陶器、唐三彩 中国の王侯貴族の副葬品であった唐三彩は、日本にも輸出されました。そして奈良時代には日本でも緑釉陶器が焼かれるようにな […]
陶磁器の色をテーマの連載もいよいよアースカラー編で最後。緑と土色の予定です。 まずは、陶磁器の「緑」についてです。 前稿の赤や青と同様、現在では科学的にさまざまな青が陶芸用に発売されていますが、ここで書くのは伝統 […]
世田谷にある静嘉堂文庫は、三菱財閥の岩崎家のコレクションを元に設立され、国宝や重要文化財など、貴重な東洋古美術コレクションを有する美術館として有名です。 そして、陶芸ファンとしては、あの国宝「曜変天目」を所有する美術館と […]
東京の隠れ家的に愛される美術館。 青山という都心の真ん中にあって、緑豊かで、足を踏み入れると、静かにゆったりした気分が味わえる美術館が、根津美術館です。 同館で来月から開催される秋の展覧会がこちら。 【特別展】江 […]
はじめに… 本稿では無責任且つ個人的に主観を書いています。 第3回は《馬蝗絆》です。前2回が国焼の茶碗でしが、こんどは唐物。 なぜコレを選んだかと言えば、歴史ファンの筆者にとって、この馬蝗絆(ばこうはん)という響きに […]
前稿に引き続き、「青」を考えていきます。 今回は、ポイントカラー、つまり「描く青」です。 顔料としての青は、コバルト系が基本。ただし、産地によっても調合によっても青色は違ってきます。当初は、中国産の天然呉須 […]
陶磁器の「青」について書きましょう。 前稿の「赤」と同様、現在では科学的にさまざまな青が陶芸用に発売されていますが、ここで書くのは伝統の「青」「藍」です。 まずはベースカラー、つまり器全体に「青」を用いた陶磁器を […]