■ 野々村仁清

2019/11/19
気になる新刊『仁清 金と銀』

野々村仁清といえば、京焼・色絵陶器の大成者で、江戸時代初期にあって、樂家の創始者長次郎と並んで、陶工として「名」を残した人物。 …というのも、やきものは職人の世界。芸術とか工芸とか、作家とかの概念のない時代、名もない陶工 […]

2018/06/27
野々村仁清

日本で国宝・重要文化財に指定されている文物は、ほとんどが近世以前のもの。 しかも、書画なら作家名が残っていますけど、陶磁器などの工芸品は基本的に無名。陶芸家という概念もないし、陶工には個人で名を残して作る「作品」はないか […]

2018/05/11
近世 (3)

前回の有田の話の続き。京都も磁器の焼成に成功し、現在につながる京焼の隆盛のはじまりました。 ◎京焼の台頭 肥前と共に、江戸時代のやきものに華を添えたのが京焼です。経済産業省が認定している伝統的工芸品としては、「京焼・清水 […]