update:2018/06/11
1年中、全国どこかで陶器まつりやフェスティバルなどのイベントが開催されていると言えるほど、日本には陶芸家に窯元、そして陶磁器ファン、愛陶家がたくさんいます。
そんな中でも、トリエンナーレ(3年に1度)で開催される岐阜の国際フェスティバルは、規模の大きさからも、常に注目の的です。
国際陶磁器フェスティバル美濃
前回は昨年(2017年)の開催でしたから、次回は2020年の予定ですね。
1ヵ月に渡って、岐阜の窯業地として名高い治見市・瑞浪市・土岐市の各地で開催されます。
メインは国際的な陶磁器コンペティションである「国際陶磁器展美濃」。
現代陶芸の世界では、このコンペティションは大舞台です。
3年に1度ですから、しかも会期は1ヵ月あるわけですから、毎回行きたいとは思うのですが、そうは行っても行きそびれる年もあります。
しかし、今回は珍しく、昨年のコンペティションの受賞作・入選作に加え、美濃焼の原点である桃山時代の志野や織部の名品、さらには昭和の桃山復興を成し遂げた人間国宝・荒川豊藏、そして現在の人間国宝である鈴木蔵までを一挙に展示する展覧会が横浜で開催されます。
国際陶磁器フェスティバル美濃
桃山から現代へ 志野、織部 伝統の継承展
2018年6月15日(金)〜7月8日(日)
そごう美術館(横浜そごう内)
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/18/icfmino/index.html
人間国宝作の茶碗での呈茶席や、志野や織部の陶片を鑑賞する会など、イベントも盛りだくさん(要事前申込)です。
昨年フェスティバルに行った人も、行けなかった人も、ぜひ!
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