陶磁器の「色」の最後は、「土」という自然の色を取り上げたいと思います。 これまでは、赤だったり、黒、白、青のような「色」は、作り手たちの試行錯誤の成果だったりしますが、「土」色は、素材の色そのものですので、これまでの […]
はじめに… 本稿は無責任且つ個人的感想に基づくエッセイです。ただし、執筆時点において、歴史的、研究者的に主流と考えられている“事項”に関しては、参考文献や研究者からの伝聞を元に、記載しています。 第7回は《万声(ばん […]
はじめに… 本稿では無責任且つ個人的に主観を書いています。 第6回は《破袋(やぶれぶくろ)》です。茶碗が続きましたので、初の水指ですね。 まずは、「水指」って何?という人がいるかもしれないので、そこを簡単に押さえ […]
はじめに… 本稿では無責任且つ個人的に主観を書いています。 第5回は《玉兎》です。唐物、和物と紹介しましたから、次はやはり高麗茶碗というわけで。 この《玉兎》は前回までの4碗にくらべて、若干知られていない? 高麗 […]
前稿に引き続き、「緑」を考えていきます。 今回は、日本の「緑」です。 ◎日本の緑釉陶器、唐三彩 中国の王侯貴族の副葬品であった唐三彩は、日本にも輸出されました。そして奈良時代には日本でも緑釉陶器が焼かれるようにな […]
陶磁器の色をテーマの連載もいよいよアースカラー編で最後。緑と土色の予定です。 まずは、陶磁器の「緑」についてです。 前稿の赤や青と同様、現在では科学的にさまざまな青が陶芸用に発売されていますが、ここで書くのは伝統 […]
はじめに… 本稿では無責任且つ個人的に主観を書いています。 第4回は《無一物》です。楽茶碗といえば、第一弾で《不二山》を取り上げましたが、やはり、楽茶碗といえば長次郎を取り上げないと、片手オチという感じですからね。。 […]
はじめに… 本稿では無責任且つ個人的に主観を書いています。 第3回は《馬蝗絆》です。前2回が国焼の茶碗でしが、こんどは唐物。 なぜコレを選んだかと言えば、歴史ファンの筆者にとって、この馬蝗絆(ばこうはん)という響きに […]
前項では、中国と日本の伝統の青のやきものを紹介しましたが、今回は西洋とアジアの中間地点であるトルコ、そして、ヨーロッパの青へと続けていきましょう。 ◎イズニク陶器 中国の青花は、イスラム圏へも […]
前稿に引き続き、「青」を考えていきます。 今回は、ポイントカラー、つまり「描く青」です。 顔料としての青は、コバルト系が基本。ただし、産地によっても調合によっても青色は違ってきます。当初は、中国産の天然呉須 […]