さて、黒いやきものの話のつづきです。 前項では、ギリシアや中国の有名な黒をいくつかあげましたが、ここでは日本のものをあげましょう。 日本も結構古くから、黒い器が人気だったようです。 ◎日本の黒秞陶器 日本では黒い器は桃山 […]
陶磁器の「黒」……なんだか、モダンなイメージがありますか? しかし「黒という意匠」は古くから試みられてきました。今も昔も、粋なイメージが黒ですね。 ちなみに、前回の白については、「磁器」から話を始めましたが、今回の黒は「 […]
白の器の代表は「白磁」ですが、陶器でも白い器が作られました。白磁と違って、温かみがあって、厚みもあるもの。素地そのものは通常は土色を残していますので、割れた陶片をみると、土色が顔を出します。また、湯呑などの底面(高台)を […]
白の器の代表、「白磁」の話をしていきましょう。素地そのものが白いので、割れた陶片をみても、中まで白いのが白磁です。 ◎白磁の誕生〜中国 白磁の歴史は中国から。6世紀には作られていましたが、初期の白磁は、現代なら白磁と呼ぶ […]
今回のテーマは、「色」です。 「陶磁器の色」という言葉のイメージで最初に浮かぶ色は何でしょうか? 土器を連想するなら土の色である茶色。日常の食器をイメージするなら、白と言う方も多いかもしれません。 実は、この2色は陶磁器 […]