update:2023/08/22
作家INDEX | 近世の陶工・作家 | 近現代の物故作家 | 現代作家
日本のやきものは、縄文土器から数えると1万年。しかし作り手の名が残るようになるのは、桃山時代以降、それもごく一部の有名人に限られます。本格的に「陶芸家」として、個の名による作品が発表されるようになるのは明治になってからです。ここでは特に有名な作り手たちをリストアップしています。
area | name | title | technique | Category |
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宮城 | 〈五代乾馬〉 | 針生 乾馬現代作家 | ||
栃木 | 濱田 庄司 | 人間国宝 | 益子焼:赤絵・鉄絵、他 | 近現代の物故作家 |
栃木 | 濱田 友緒 | 現代作家 | ||
栃木 | 島岡 達三 | 人間国宝 | 益子焼:縄文象嵌 | 近現代の物故作家 |
栃木 | 加守田 章二 | 近現代の物故作家 | ||
栃木 | 田村 耕一 | 人間国宝 | 鉄絵・鉄釉 | 近現代の物故作家 |
茨城 | 松井 康成 | 人間国宝 | 練上:嘯裂文・象裂瓷 | 近現代の物故作家 |
茨城 | 松井 康陽 | 練上 | 現代作家 | |
茨城 | 伊藤 東彦 | 笠間焼:布目技法 | 現代作家 | |
埼玉 | 原 清 | 人間国宝 | 黒秞・褐秞 | 現代作家 |
東京 | 板谷 波山 | 帝室技芸員 | 葆光彩磁・彩磁、他 | 近現代の物故作家 |
東京 | 沼田 一雅 | 陶彫 | 近現代の物故作家 | |
東京 | 富本 憲吉 | 人間国宝 | 色絵・金銀彩・染付、他 | 近現代の物故作家 |
東京 | 加藤 土師萌 | 人間国宝 | 色絵・金襴手 | 近現代の物故作家 |
東京 | 藤本 能道 | 人間国宝 | 色絵・秞描加彩、他 | 近現代の物故作家 |
東京 | 三浦 小平二 | 人間国宝 | 青磁 | 近現代の物故作家 |
東京 | 中村 錦平 | 造形作品〈東京焼〉 | 現代作家 | |
神奈川 | (真葛 香山) | 初代 宮川 香山帝室技芸員 | 真葛焼:色絵・薩摩錦手、他 | 近現代の物故作家 |
神奈川 | 北大路 魯山人 | 色絵・染付・織部・志野、他 | 近現代の物故作家 | |
神奈川 | 三上 亮 | 灰釉・黒釉、オブジェ | 現代作家 | |
愛知 | 加藤 土師萌 | 人間国宝 | 色絵・金襴手・釉裏金彩 | 近現代の物故作家 |
愛知 | 三代 山田 常山 | 人間国宝 | 常滑焼:朱泥 | 近現代の物故作家 |
愛知 | (山田絵夢) | 四代 山田 常山常滑焼:朱泥 | 現代作家 | |
愛知 | 〈春慶〉(藤四郎) | 加藤 四郎左衛門景正瀬戸焼 | 近世の陶工・作家 | |
愛知 | 加藤 唐九郎 | 美濃焼:志野・黄瀬戸、他 | 近現代の物故作家 | |
愛知 | 岡部 嶺男 | 青瓷 | 近現代の物故作家 | |
愛知 | 五代 加藤 作助 | 美濃焼:織部・黄瀬戸 | 近現代の物故作家 | |
岐阜 | 荒川 豊藏 | 人間国宝 | 美濃焼::志野・黄瀬戸、他 | 近現代の物故作家 |
岐阜 | 鈴木 藏 | 人間国宝 | 美濃焼:志野 | 現代作家 |
岐阜 | 鈴木 徹 | 美濃焼:緑釉(織部) | 近現代の物故作家 | |
岐阜 | 加藤 孝造 | 人間国宝 | 美濃焼:瀬戸黒 | 近現代の物故作家 |
岐阜 | 加藤 卓男 | 人間国宝 | 三彩・ラスター彩 | 近現代の物故作家 |
岐阜 | 七代 加藤 幸兵衛 | 三彩・ラスター彩・美濃焼 | 現代作家 | |
岐阜 | 若尾 利貞 | 美濃焼:志野 | 現代作家 | |
岐阜 | 安藤 日出武 | 美濃焼:黄瀬戸・志野 | 現代作家 | |
岐阜 | 玉置 保夫 | 美濃焼:織部・志野 | 現代作家 | |
岐阜 | 林 正太郎 | 現代作家 | ||
岐阜 | 塚本 快示 | 人間国宝 | 白磁・青白磁 | 近現代の物故作家 |
岐阜 | 塚本 満 | 白磁・青白磁 | 現代作家 | |
新潟 | 五代 伊藤 赤水 | 人間国宝 | 無名異焼:窯変・練上 | 現代作家 |
新潟 | 伊藤 栄傑 | 無名異焼 | 現代作家 | |
石川 | 浅蔵 五十吉 | 九谷焼:色絵 | 近現代の物故作家 | |
石川 | 三代 徳田 八十吉 | 人間国宝 | 九谷焼:彩秞 | 近現代の物故作家 |
石川 | 四代 徳田 八十吉 | 九谷焼:彩秞 | 現代作家 | |
石川 | 吉田 美統 | 人間国宝 | 九谷焼:釉裏金彩 | 現代作家 |
石川 | 吉田 幸央 | 九谷焼:金襴手 | 現代作家 | |
石川 | 中田 一於 | 九谷焼:釉裏銀彩 | 現代作家 | |
石川 | 中田 博士 | 九谷焼:白磁(真珠光彩) | 現代作家 | |
石川 | 武腰 敏昭 | 九谷焼 | 近現代の物故作家 | |
石川 | 武腰 潤 | 九谷焼 | 現代作家 | |
石川 | 四代 須田 菁華 | 九谷焼〈山代〉 | 現代作家 | |
石川 | 〈大樋 陶冶斎〉(大樋 年朗) | 十代 大樋 長左衛門大樋焼 | 現代作家 | |
石川 | (大樋 年雄) | 十一代 大樋 長左衛門大樋焼 | 現代作家 | |
大阪 | 田嶋 悦子 | 造形作品(オブジェ) | 現代作家 | |
京都 | 田中 宗慶 | 楽焼 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 長次郎 | 楽焼 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 二代 樂 常慶 | 楽焼 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 〈樂 道入〉(ノンコウ) | 3代 樂 道入楽焼 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 〈樂 直入〉 | 十五代 樂 吉左衞門楽焼 | 現代作家 | |
京都 | 十六代 樂 吉左衞門 | 楽焼 | 現代作家 | |
京都 | 本阿弥 光悦 | 楽焼 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 〈本阿弥 空中斎〉 | 本阿弥 光甫楽焼・信楽焼 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 野々村 仁清 | 京焼:色絵 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 尾形 乾山 | 京焼:色絵・鉄絵 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 奥田 頴川 | 京焼:古赤絵・呉須赤絵、他 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 青木 木米 | 京焼:色絵・染付、他 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | (仁阿弥 道八) | 二代 高橋 道八京焼:色絵・染付 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 〈十一代 永樂 善五郎〉 | 永楽 保全京焼:色絵・染付・交趾 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 〈十二代 永樂 善五郎〉 | 永楽 和全京焼:金襴手・古赤絵、他 | 近世の陶工・作家 | |
京都 | 〈十七代 永樂 善五郎〉 | 永楽 而全京焼:金襴手・古赤絵、他 | 現代作家 | |
京都 | 永楽 善五郎 | 京焼:金襴手・古赤絵、他 | 現代作家 | |
京都 | 初代 伊東 陶山 | 帝室技芸員 | 京焼:色絵 | 近現代の物故作家 |
京都 | 三代 清風 与平 | 帝室技芸員 | 京焼:色絵・青磁、他 | 近現代の物故作家 |
京都 | 初代 諏訪 蘇山 | 帝室技芸員 | 京焼:青磁・白磁 | 近現代の物故作家 |
京都 | 四代 諏訪 蘇山 | 京焼:青磁 | 現代作家 | |
京都 | 〈清水 六和〉 | 五代 清水 六兵衛京焼:色絵・大礼磁 | 近現代の物故作家 | |
京都 | 八代 清水 六兵衛 | 造形作品(オブジェ) | 現代作家 | |
京都 | 近藤 悠三 | 人間国宝 | 京焼:染付 | 近現代の物故作家 |
京都 | 石黒 宗麿 | 人間国宝 | 天目・宋赤絵・千点文、他 | 近現代の物故作家 |
京都 | 清水 卯一 | 人間国宝 | 天目・青白磁、他 | 近現代の物故作家 |
京都 | 六代 宮川 香齋 | 真葛焼(京焼) | 現代作家 | |
京都 | 河井 寛次郎 | 三色秞・辰砂、他 | 近現代の物故作家 | |
京都 | 楠部 彌弌 | 京焼:色絵・彩埏 | 近現代の物故作家 | |
京都 | 八木 一艸 | 京焼:青磁・均窯 | 近現代の物故作家 | |
京都 | 八木 一夫 | 前衛陶芸、他 | 近現代の物故作家 | |
京都 | 八木 明 | 青白磁 | 現代作家 | |
京都 | 鈴木 治 | 前衛陶芸、他 | 近現代の物故作家 | |
京都 | 熊倉 順吉 | 前衛陶芸、他 | 近現代の物故作家 | |
京都 | 今井 政之 | 面象嵌 | 近現代の物故作家 | |
京都 | 藤平 伸 | 京焼・清水焼 | 近現代の物故作家 | |
京都 | 栗木 達介 | 造形作品 | 近現代の物故作家 | |
京都 | 秋山 陽 | 造形作品 | 現代作家 | |
京都 | 重松 あゆみ | 造形作品 | 現代作家 | |
京都 | 森野 泰明 | 京焼・清水焼、他 | 現代作家 | |
京都 | 森野 彰人 | 京焼・清水焼、他 | 現代作家 | |
三重 | 川喜田 半泥子 | 萩焼・伊賀、他 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 三村 陶景 | 備前焼:彩色備前、他 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 初代 大饗 仁堂 | 備前焼:細工物 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 金重 陶陽 | 人間国宝 | 備前焼 | 近現代の物故作家 |
岡山 | 金重 素山 | 備前焼:茶陶 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 金重 道明 | 備前焼 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 金重 有邦 | 備前焼 | 現代作家 | |
岡山 | 石井 不老 | 備前焼:茶陶・細工物 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 藤原 啓 | 人間国宝 | 備前焼 | 近現代の物故作家 |
岡山 | 藤原 雄 | 人間国宝 | 備前焼 | 近現代の物故作家 |
岡山 | 藤原 建 | 備前焼 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 伊勢﨑 陽山 | 備前焼:陶彫・細工物 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 伊勢﨑 満 | 備前焼 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 伊勢﨑 淳 | 人間国宝 | 備前焼 | 現代作家 |
岡山 | 山本 陶秀 | 人間国宝 | 備前焼 | 近現代の物故作家 |
岡山 | 山本 雄一 | 備前焼 | 現代作家 | |
岡山 | 山本 出 | 備前焼 | 現代作家 | |
岡山 | 二代 藤原 楽山 | 備前焼:青備前、他 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 二代 藤田 龍峰 | 備前焼 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 浦上 善次 | 備前焼 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 各見 政峯 | 備前焼 | 現代作家 | |
岡山 | 松井 與之 | 備前焼 | 現代作家 | |
岡山 | 四代 松田 華山 | 備前焼 | 近現代の物故作家 | |
岡山 | 森 陶岳 | 備前焼 | 現代作家 | |
岡山 | 島村 光 | 備前焼:細工物 | 現代作家 | |
岡山 | 吉本 正 | 備前焼 | 現代作家 | |
岡山 | 隠﨑 隆一 | 備前焼 | 現代作家 | |
鳥取 | 前田 昭博 | 人間国宝 | 白磁 | 現代作家 |
山口 | 十二代 坂倉 新兵衛 | 萩焼〈深川萩〉 | 近現代の物故作家 | |
山口 | 十五代 坂倉 新兵衛 | 萩焼〈深川萩〉 | 現代作家 | |
山口 | 〈十四代 坂田 泥珠〉 | 十三代 坂田 泥華萩焼〈深川萩〉 | 近現代の物故作家 | |
山口 | 新庄貞嗣 | 萩焼〈深川萩〉 | 現代作家 | |
山口 | 〈三輪 休和〉 | 十代 三輪 休雪人間国宝 | 萩焼:休雪白 | 近現代の物故作家 |
山口 | 〈三輪 壽雪〉 | 十一代 三輪 休雪人間国宝 | 萩焼:休雪白・鬼萩 | 近現代の物故作家 |
山口 | (三輪 龍作) | 十二代 三輪 休雪萩焼:休雪白 | 現代作家 | |
山口 | 十二代 坂 高麗左衛門 | 萩焼〈松本萩〉 | 近現代の物故作家 | |
山口 | 吉賀 大眉 | 萩焼〈松本萩〉 | 近現代の物故作家 | |
山口 | 野坂 康起 | 萩焼〈松本萩〉 | 現代作家 | |
山口 | 波多野 善蔵 | 萩焼〈松本萩〉 | 現代作家 | |
山口 | 岡田 裕 | 萩焼〈松本萩〉 | 現代作家 | |
山口 | 大和 保男 | 萩焼〈山口萩〉 | 現代作家 | |
山口 | 大和 祐二 | 萩焼〈山口萩〉 | 現代作家 | |
福岡 | 福島 善三 | 人間国宝 | 小石原焼 | 現代作家 |
佐賀 | 初代 酒井田 柿右衛門 | 有田焼:赤絵 | 近世の陶工・作家 | |
佐賀 | 十四代 酒井田 柿右衛門 | 人間国宝 | 有田焼:赤絵・濁手 | 近現代の物故作家 |
佐賀 | 十五代 酒井田 柿右衛門 | 有田焼:赤絵・濁手 | 現代作家 | |
佐賀 | 十三代 今泉 今右衛門 | 人間国宝 | 色鍋島:吹墨・薄墨 | 近現代の物故作家 |
佐賀 | 十四代 今泉 今右衛門 | 人間国宝 | 色鍋島:墨はじき | 現代作家 |
佐賀 | 中村 清六 | 有田焼:白磁 | 近現代の物故作家 | |
佐賀 | 青木 龍山 | 黒天目(龍山の黒) | 近現代の物故作家 | |
佐賀 | 井上 萬二 | 人間国宝 | 有田焼:白磁 | 現代作家 |
佐賀 | 中島 宏 | 人間国宝 | 青磁 | 近現代の物故作家 |
佐賀 | 江口 勝美 | 有田焼:染付和紙 | 現代作家 | |
佐賀 | 〈中里 無庵〉 | 十二代 中里 太郎右衛門人間国宝 | 唐津焼 | 近現代の物故作家 |
佐賀 | 〈中里 逢庵〉 | 十三代 中里 太郎右衛門唐津焼:叩き技法 | 近現代の物故作家 | |
佐賀 | 十四代 中里 太郎右衛門 | 唐津焼 | 現代作家 | |
佐賀 | 西岡 小十 | 唐津焼 | 近現代の物故作家 | |
鹿児島 | 十五代 沈 壽官 | 薩摩焼 | 現代作家 | |
沖縄 | 金城 次郎 | 人間国宝 | 壺屋焼 | 近現代の物故作家 |
沖縄 | 〈二代目仁王〉 | 小橋川 永昌壺屋焼 | 近現代の物故作家 | |
沖縄 | 新垣 栄三郎 | 壺屋焼 | 近現代の物故作家 |
area | name | title | technique | comment |
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愛知 | 〈春慶〉(藤四郎) かとうしろうざえもんかげまさ ?(鎌倉時代) | 加藤 四郎左衛門景正瀬戸焼 | 瀬戸焼陶祖とされる伝説的な陶工。瀬戸市の陶彦神社に祀られ、現在も毎年、「せと陶祖まつり」が開催されている。 | |
京都 | たなかそうけい 1535~? | 田中 宗慶楽焼 | 「天下一ちゃわんやき吉左衛門」と呼ばれ、長次郎と共に楽焼をはじめた人物とされる。樂家初代長治郎の妻の祖父であり、楽家2代常慶の父と考えられている。 | |
京都 | ちょうじろう ?~1589 | 長次郎楽焼 | 樂家初代。千利休に従い、楽焼の茶碗を創始。現在残されている長次郎の茶碗は、重要文化財指定も数碗ある。この楽家は現在まで続いており、当代は16代。 | |
京都 | らくじょうけい ?~1635 | 二代 樂 常慶楽焼 | 樂家2代目、父は田中宗慶。黒楽と赤楽しかなかった楽焼に、白秞を使用して新たな作風を確立した。また、名高い本阿弥光悦に楽焼の制作を指導したと伝えられている。 | |
京都 | 〈樂 道入〉 (ノンコウ) らくどうにゅう 1599~1656 | 3代 樂 道入楽焼 | 樂家歴代の中でも特に名工として有名な3代目。楽の伝統にモダンさを融合させた作風で知られている。本阿弥光悦との交流もあり、道入と光悦の黒楽は同釉薬と考えらている。 | |
京都 | ほんあみこうえつ 1558~1637 | 本阿弥 光悦楽焼 | 家業である刀剣の鑑定・研磨の他、書画や茶碗の制作など幅広く活躍した人物。中でも、名高い白楽茶碗《不二山》は、国焼の茶碗では2点しかない、国宝のうちの一つ。 | |
京都 | 〈本阿弥 空中斎〉 ほんあみこうほ 1601~1682 | 本阿弥 光甫信楽焼 | 楽焼本阿弥光悦の孫。茶道・書画などをよくし、特に陶芸に秀でていた。楽焼の他に信楽焼を得意とし、後世に「空中信楽」と呼ばれる作品を残している。 | |
京都 | ののむらにんせい ?(江戸初期) | 野々村 仁清:色絵 | 京焼〈御室焼〉京焼の大家。茶匠・金森宗和により、京都仁和寺門前に開窯、華麗な茶道具が有名。《仁清色絵雉香炉》は国宝指定、他にも重要文化財なども数多く残されている。 | |
京都 | おがたけんざん 1663~1772 | 尾形 乾山:色絵 鉄絵(銹絵) | 京焼〈鳴滝窯〉野々村仁清に学び、京・仁和寺近くに鳴滝窯を開窯、兄は画家の尾形光琳。光琳絵付けの合作も残されている。琳派の乾山は、陶磁器の意匠にも後世に大きな影響を残した。 | |
京都 | おくだ えいせん 1753~1811 | 奥田 頴川:古赤絵 呉須赤絵 染付・交趾、他 | 京焼江戸後期の京焼黄金期の名工。京焼では最初に磁器の創始し、中国の様々な作風を作り出したことで知られています。青木木米や仁阿弥道八など、すぐれた弟子も育てました。 | |
京都 | あおきもくべい 1767~1833 | 青木 木米:色絵・染付 金襴手・交趾 青磁、他 | 京焼〈粟田焼〉頴川の弟子で、京都の名工、「京焼の幕末三名人」の一人とされる。後に招聘され、金沢でも開窯しました。文人であり、「識字陶工」とも称されている。 | |
京都 | (仁阿弥 道八) たかはし どうばち 1783~1855 | 二代 高橋 道八:色絵・染付 | 京焼京・粟田口で開窯した高橋道八の2代目。頴川に学び、清水五条坂に移転した、名高い名工。高橋道八の窯元は現在まで続いており、当代は9代目。 | |
京都 | 〈十一代 永樂 善五郎〉 えいらくほぜん 1795~1854 | 永楽 保全:色絵・染付・交趾 | 京焼幕末の京焼の名陶であり、千家十職の一つ、土風炉師の11代善五郎。紀州家の御庭焼開窯に招かれ「永楽」の印を拝領。交趾写しや染付・金襴手の名品が知られている。 | |
京都 | 〈十二代 永樂 善五郎〉 えいらくわぜん 1823〜1896 | 永楽 和全:金襴手・古赤絵写し 青磁、他 | 京焼保全の長男であり、永楽家12代善五郎。京の仁清の御室窯を再興、加賀大聖寺藩に招かれ、山代にて九谷焼を指導。永楽家は現在も活躍しており、当代は17代目。 | |
佐賀 | さかいだかきえもん ?~1666 | 初代 酒井田 柿右衛門有田焼:赤絵 | 柿右衛門窯初代。赤絵磁器の創始者。この家の当主は代々柿右衛門を名乗っており、当代である15代目は2014年に人間国宝であった14代の逝去により襲名した。 |
area | name | title | technique | comment |
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栃木 | はまだしょうじ 1894~1978 | 濱田 庄司人間国宝 【民芸陶器】 文化勲章 紫綬褒章 | :赤絵・鉄絵 塩秞・柿秞 青秞、他 | 益子焼川崎出身の陶芸家。「京都で道をみつけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」と語っり、各地で学び、最後に益子で開窯。バーナード・リーチと親しく、また民芸運動の活動でも知られ、終生「陶工」と称した。 |
栃木 | しまおかたつぞう 1919~2007 | 島岡 達三人間国宝 【民芸陶器(縄文象嵌)】 | 益子焼:縄文象嵌 | 東京生まれ、濱田庄司に師事。濱田邸の隣に築窯・独立し、縄文土器のような縄目部分に泥しょうを埋めて装飾する「縄文象嵌」を生み出し、独自の釉薬を組み合わせた作品を発表。 |
栃木 | かもだしょうじ 1933~1983 | 加守田 章二:彩陶・曲線彫文 | 益子焼大阪の岸和田生まれ。京都市立美術大学工芸科陶磁器専攻で富本憲吉・近藤悠三に学び、後に益子に築窯・独立。独自の文様やフォルムを追求し、鮮やかな「彩陶」や緻密な「曲線彫文」などが特に知られている。 | |
栃木 | たむらこういち 1918~1987 | 田村 耕一人間国宝 【鉄 絵】 紫綬褒章 |