はじめに… 本稿は無責任且つ個人的感想に基づくエッセイです。ただし、執筆時点において、歴史的、研究者的に主流と考えられている“事項”に関しては、参考文献や研究者からの伝聞を元に、記載しています。 第7回は《万声(ばん […]
はじめに… 本稿では無責任且つ個人的に主観を書いています。 第3回は《馬蝗絆》です。前2回が国焼の茶碗でしが、こんどは唐物。 なぜコレを選んだかと言えば、歴史ファンの筆者にとって、この馬蝗絆(ばこうはん)という響きに […]
陶磁器の「青」について書きましょう。 前稿の「赤」と同様、現在では科学的にさまざまな青が陶芸用に発売されていますが、ここで書くのは伝統の「青」「藍」です。 まずはベースカラー、つまり器全体に「青」を用いた陶磁器を […]
日本には、工芸品だけでも、国宝が250件超。しかし、陶磁器の中でも「青磁」に限って言えば、3点しかありません。いずれも名品中の名品。 平安時代、貴族たちの間でも「唐渡り(からわたり)」の貴重品の中でも、「秘色(ひそく)」 […]
今回のテーマは「磁器」です。よく精製された土をしっかりと焼いて、表面がガラス化し、水をはじく真っ白なやきもののこと。 有田の柿右衛門は代表的な磁器の名窯ですが、ひょっとしたら、リチャード・ジノリの「ベッキオ・ホワイト」の […]
残念なニュースが入って来ました。 佐賀県で活躍されていた、青磁の人間国宝(重要無形文化財保持者)の中島宏さんが亡くなられたそうです。76歳。 中島青磁は独特で・・・最近の青磁作家さんは、いろいろバラエティに富んだ釉調や器 […]