はじめに… 本稿は無責任且つ個人的感想に基づくエッセイです。ただし、執筆時点において、歴史的、研究者的に主流と考えられている“事項”に関しては、参考文献や研究者からの伝聞を元に、記載しています。 第7回は《万声(ばん […]
陶磁器の色をテーマの連載もいよいよアースカラー編で最後。緑と土色の予定です。 まずは、陶磁器の「緑」についてです。 前稿の赤や青と同様、現在では科学的にさまざまな青が陶芸用に発売されていますが、ここで書くのは伝統 […]
はじめに… 本稿では無責任且つ個人的に主観を書いています。 第3回は《馬蝗絆》です。前2回が国焼の茶碗でしが、こんどは唐物。 なぜコレを選んだかと言えば、歴史ファンの筆者にとって、この馬蝗絆(ばこうはん)という響きに […]
前稿に引き続き、「青」を考えていきます。 今回は、ポイントカラー、つまり「描く青」です。 顔料としての青は、コバルト系が基本。ただし、産地によっても調合によっても青色は違ってきます。当初は、中国産の天然呉須 […]
陶磁器の「青」について書きましょう。 前稿の「赤」と同様、現在では科学的にさまざまな青が陶芸用に発売されていますが、ここで書くのは伝統の「青」「藍」です。 まずはベースカラー、つまり器全体に「青」を用いた陶磁器を […]
では、黒の最後に、ちょっとおまけになりますが、黒の磁器の話も追記しておきましょう。 今回は短くてすみません。 ◎おまけの黒磁 おまけ扱いして恐縮ですが、別項にするほどでもない…というのが本音。 ですので、黒の磁器のご紹介 […]
陶磁器の「黒」……なんだか、モダンなイメージがありますか? しかし「黒という意匠」は古くから試みられてきました。今も昔も、粋なイメージが黒ですね。 ちなみに、前回の白については、「磁器」から話を始めましたが、今回の黒は「 […]
白の器の代表、「白磁」の話をしていきましょう。素地そのものが白いので、割れた陶片をみても、中まで白いのが白磁です。 ◎白磁の誕生〜中国 白磁の歴史は中国から。6世紀には作られていましたが、初期の白磁は、現代なら白磁と呼ぶ […]
今回は、ちょっと脱線ですが、中国大陸の窯の話を軽く触れておきます。 前回書いたとおり、日本は現時点では世界で最も古くから土器が焼かれたとされています。しかも1万年以上と長い。しかしその間、窯の技術的な発見はあまりなかった […]
油断していると、あっという間に会期終了間際。。。そんなことはよくありますよね。 でも、これだけは陶磁器ファンなら行っておきたい!ということで、このタイミングでご紹介。会期が1ヵ月をきりましたが、まだまだ十分余裕があります […]