■ 茶器・茶陶

2019/08/27
新刊情報:『井戸茶碗の真実』

井戸茶碗、高麗茶碗は日本における茶の湯の最高峰。 茶の湯の愛好家も、陶磁器の愛好家も、歴史愛好家も、井戸茶碗というと特別な響きがあるのではないかと思います。 関連書もいろいろと発刊されていますが、韓国人研究者のものはあま […]

2019/08/06
茶碗《不二山》

はじめに、くどいようですが、本稿では無責任且つ個人的に主観を書いています。ただし、執筆時点において、歴史的、研究者的に主流と考えられている“事項”に関しては、参考文献や研究者からの伝聞を元に、記載しています。 さて。。。 […]

2018/10/26
根津美術館「新・桃山の茶陶」

日本をはじめ、東洋古美術のコレクションで名高い根津美術館。 その中でも、茶陶(茶の湯に使う器)は有名です。 その同館が誇るコレクションに、全国から名品・優品を集めた特別展が開催中です。 特別展「新・桃山の茶陶」 10月2 […]

2018/07/23
気になる新刊『急須でお茶を―宜興・常滑・急須めぐり 』

今日取り上げる「新刊」は、マニアにはたまらない、テーマを絞った一冊。 INAXライブミュージアム企画委員会 『急須でお茶を―宜興・常滑・急須めぐり』 LIXIL出版 常滑といえば、急須。 その由来から、本書は説明してくれ […]

2018/04/20
近世 (1)

さて、いよいよ近世、江戸時代にはいってきました。 近世のやきものと言えば・・・、全体の印象としては、多彩な意匠と、庶民から武家までの、現在に通じる日用づかいのものから豪華絢爛な大名道具までの多様な「器種」が生み出された時 […]

2018/04/13
桃山の黄金期〜戦国武将と茶の湯(2)

さて、戦国武将と茶の湯の話の続きは、秀吉の朝鮮出兵の話から。 実は、当時の名物はほぼ中国あるいは朝鮮半島から来た陶磁器。平安時代にはすでにあった唐物崇拝は消えたわけではないのです。ただ、それが「すべて」でもなくなってきた […]

2018/04/13
桃山の黄金期 〜戦国武将と茶の湯(1)

今回は、千利休と時を同じくして活躍した戦国武将たち、信長や秀吉からみた桃山時代の話をしましょう。群雄割拠の時代から、織田信長、豊臣秀吉、そして徳川家康へ。やきものがテーマでは、外せない時代です。 いつも思っていることです […]

2018/04/11
萩の七化け

なんとなく聞いたことがある、あるいは知っておくと会話が弾む、愛陶家が口にしがちな言葉を集める企画の2回目。これまた、有名なのですが、改めてあげておきましょう。 「萩の七化け(はぎのななばけ)」です。 まず最初に申し上げま […]

2018/04/06
室町中期から桃山〜茶の湯の隆盛(2)

さて、前回は、茶の湯の隆盛の中で輝かしい成果となった樂焼を書きましたので、今回は、それ以外の和物茶碗をご紹介し、この桃山の茶陶の話をまとめしょう。 ◎樂焼以外の和物茶碗 樂家が現在まで途切れる事なく続いていている一方で、 […]

2018/04/06
室町中期から桃山〜茶の湯の隆盛(1)

さて、今回も室町時代から話を始めます。茶の湯の隆盛へと向かう時代です。 茶の湯と言えば、千利休とその弟子たちが有名ですが、利休は創始者ではありません。利休に至るまでの道を造った茶人たちが室町中期に現れました。当時は、唐物 […]