今日のご案内は、東京国立博物館で現在絶賛公開中の特別展「出雲と大和」です。 …当サイトは「やきもの」に特化したサイトです。 ですから、古代日本に焦点を当てた本展を取り上げるのは、やや脱線と言われるかもしれませんが、非 […]
さて、窯の話は、大量生産へと進む、中世窯へと移っていきます。 鎌倉・室町時代と進むにつれ、庶民レベルまで陶器が使われるようになります。やきもの史における中世の三大器種が壺(つぼ)・甕(かめ)・擂鉢(すりばち)です。どれも […]
前回は「国宝のやきもの」として、近世の野々村仁清を紹介しましたが、今回はぐっと遡って、日本の先史時代。 1万年の縄文時代に、弥生、古墳時代(科学的には先史時代の終焉の定義は難しいので、便宜上とします)のやきもののうち、国 […]
さあ、窯の話を続けましょう。まずは平安時代です。 前回に引き続き、穴窯によるやきものが作られ続けていましたが、変化が見られてきます。単純な自然斜面によるトンネル状の窯という構造は基本的に変わりませんが、どんどん需要が高ま […]
では、前回に引き続き、古代の須恵器の窯の話。代表格である陶邑窯跡群について、発見されている構造などをみていきましょう。 大阪にある陶邑窯跡群は、1000基以上あったと推定され、古墳時代から平安時代まで稼働していた最大規模 […]
「窯」見聞録の第5回目にしてようやく、窯をめぐる旅はいよいよ本編に突入します。日本における、本格的な窯の導入の話からです。 前回も書きましたが、土器という点では、日本はどこよりも古いですが、窯の発明による焼成という点では […]
前回まではやきもの・陶芸における「窯」の概要をざっくりと書いてみましたが、ここからは、その発展を追ってみたいと思います。 ご存じの方も多いと思いますが、改めて考えてみても、日本のやきものの歴史は本当に古い。それと比べると […]
今日取り上げる「新刊」は、実は20年近く前から販売されているロングセラーです。 矢部良明 監修 『増補新装 カラー版 日本やきもの史』 美術出版社 いわば、日本のやきものの歴史をつづった「教科書」ですね。 これほど体系的 […]
さて今回から、歴史という視点で「やきもの」のキーワードを上げてみましょう。日本の文化を知る上で切っても切れない「やきもの」の歴史は、日本史の支流としても、興味深いものです・・・しかし、あまりにも長い歴史なので、今回も駆け […]