update:2020/01/10
良質な東洋古美術のコレクションを有することで知られる、長野のサンリツ服部美術館では、「数寄のデザイン」展が開催中です。
数寄のデザイン
2020年1月2日〜3月8日
サンリツ服部美術館
http://www.sunritz-hattori-museum.or.jp/schedule/main.html
本展は、茶道具の造形美を紹介する展覧会。名高い茶入《紹鷗茄子》や、光悦の赤楽茶碗《障子》などが出品されますので、茶の湯に親しんでいる人はもちろんですが、愛陶家にも興味深い展覧会と言えるでしょう。
茶道具は、茶の湯のおもてなしとして、お客さまを楽しませるために亭主が趣向を凝らしたり、取り合わせを工夫したりするもの。
現在の我々は、よほどの茶席であっても、このような名品たちに触れる機会はありませんが、その分、展覧会で楽しむことができるのは、幸いと言えるでしょう。
じっくり、味わいたいものです。
…ちなみに、長野県立歴史館では、開館25周年記念として「土偶展」を開催中。日本遺産「星降る中部高地の縄文世界」と周辺地域では、一遺跡で1000点を超える事例があるなど、多種・多様な土偶が大量に作られています。その長野・山梨両県の土偶文化を展観できる「中部高地の土偶」が開催中ですので、必見ですね。
https://www.npmh.net/exhibition/kikaku.php?m=2&n=321
ぜひ。