update:2019/07/23
パナソニックの東京汐留ビルの中になるパナソニック汐留美術館は、フランスの画家ルオーのコレクションで有名ですが、一方で、定期的に工芸の良質な企画をすることでも知られています。
現在の特別展は、ドイツの名窯「マイセン」の動物がテーマ。
約120点のうちの大半が、彫像作品となっており、なかなか見ることにない、充実の展示となっています。
それも当然、出品作品の9割が初公開、しかもほとんどが個人蔵のため、次にいつ見ることができるか想像もできません。
マイセン動物園展
会期:2019年7月6日〜9月23日
会場:パナソニック汐留美術館
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F
展示は4部構成。
第1章「神話と寓話の中の動物」、第2章「器に表された動物」、第3章「アール・ヌーヴォーの動物」、第4章「マックス・エッサーの動物」。
リアルでありながら、表情豊かで愛らしさのある動物たちは、マイセンの超絶技巧の粋を集めたもの。例えば、19世紀の〈猿之楽団〉では、擬人化された猿たちが、各々楽器を持ち、すました顔で音楽によっている“風”なのが、ウィットに富んでいて素晴らしい。特に、カツラがずれている指揮者の顔ときたら。。。
会期は残り2ヵ月弱。
東京の後には、2020年の夏に岡崎市美術博物館、そして同年12月から岡山県立美術館に巡回する予定となっています。
追記。。。展覧会のスケジュール一覧はこちら